【WBC】初出場のチェコが先制!初回に連打、敵失などで2点をゲット 先発パディサクも初回を三者凡退

[ 2023年3月10日 12:31 ]

WBC1次ラウンドB組   チェコ-中国 ( 2023年3月10日    東京D )

WBC1次R<中国・チェコ>初回、フルプの飛球が敵失を誘いチェコが先制 (撮影・西川祐介)
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 WBC初出場のチェコが初回から先制点を奪った。先頭のV・メンシクが左前打で幸先良く出塁すると、アスレチックスなどでプレーした元メジャーリーガーのソガードも右前打で続き無死一、三塁。3番・フルプの飛球を右翼手が落球する敵失で三塁走者のV・メンシクが先制のホームを踏んだ。

 さらに、6番・ムジークの右犠飛で追加点を奪い、リードを2点に広げた。先発・パディサクも先頭から2者連続三振を奪うなど、初回を三者凡退に抑える最高の立ち上がりを見せた。

 チェコは予選を勝ち抜き、初めてWBC本戦出場を決めた。パベル・ハジム監督は8日の会見で「ヨーロッパの中でもっと野球というスポーツが広がって若い人たちが野球に興味を持って取り組んでほしい。今大会でチェコが出ることはその目的に貢献できると思う。必ずや野球人口が広がっていくでしょう」とヨーロッパ全体での野球人気の上昇を誓っている。

 チェコの国内リーグにプロはなく、パベル監督自身も普段は医師であり、選手も消防士や教師、金融アナリストといった様々なバックグラウンドを持つ。それでも「日本、アメリカの野球は非常に強いが、WBCにおいてヨーロピアンベースボールを確立したい。そのような気持ちです。我々がフロントに立ってヨーロッパの野球をけん引したい」と意気込み、初出場初勝利を狙う。 

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