北別府学さんもWBC勝利喜ぶ 「1日のほとんどを眠っている」も「楽しんでくれていたと思います」

[ 2023年3月10日 15:39 ]

北別府学氏
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 帯状疱疹を発症して療養している野球解説者、北別府学さん(65)のブログが10日、妻・広美さんによって17日ぶりに更新され、北別府さんが前日9日に行われた第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンドB組初戦・日本―中国戦(東京ドーム)を楽しんだことが報告された。

 広島時代にエースとして通算213勝をマークした北別府さんは2020年1月に成人T細胞白血病(ATL)を患っていることを公表。同年5月には次男をドナーとする骨髄移植を受け、21年3月には約1年2カ月ぶりにテレビ番組コメンテーターとして“現場復帰”した。だが、21年6月に転倒して側頭部を10数針縫い、尾てい骨を骨折。21年11月には大腿骨骨折が判明して人工大腿骨にする手術を受け、22年には3月の尿毒症に続いて6月には敗血症を発症するなど入退院を繰り返し、腎機能の低下により人工透析を受けていることも公表している。今年2月4日には広美さんがブログを代筆。北別府さんが帯状疱疹を発症したことを公表していた。

 この日は、北別府さんの病状が快方に向かっていることが報告された2月21日以来17日ぶりのブログ更新。広美さんは「お陰様で昨夜のWBC、日本の勝利を主人も楽しむことができました」とし、「食事の後で眠気がきたせいか目を閉じている状態でしたが、家族が横で大谷さんが抑えたとか点をとったとか騒いでおりましたので、楽しんでくれていたと思います」と続けた。

 「1日のほとんどを眠っている主人ですが、食事時間や体をさすりながら話しかけるとたまに返事が帰ってきます。今はそんな状態ですが、励ましのお品やコメントにはとても嬉しそうな笑顔を見せてくれますので、どうぞ今後ともしばらくお力を貸して頂けましたら大変有難いです」と広美さん。北別府さん自身がブログを更新したのは1月31日が最後となっているが、「せめて主人の口述で更新ができたら良かったのですが、残念な事にまた私からの報告となってしまいまして申し訳ありません」とブログを締めくくった。

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2023年3月10日のニュース