高橋尚成氏、ヌートバーへの発言でお詫び 1月に辛口評価も…中国戦初回安打で「謝罪しないといけないな」

[ 2023年3月10日 19:15 ]

高橋尚成氏
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 巨人、メッツなどで日米通算93勝を挙げた高橋尚成氏(47)が10日、自身のYouTubeチャンネルで「ヌートバー選手への発言についてお詫びします」と題した動画を公開。9日に行われた第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドB組、日本―中国で走攻守に渡って活躍したラーズ・ヌートバー外野手(カージナルス)についての過去の発言を謝罪する場面があった。

 高橋氏は1月、侍ジャパンメンバー30人発表を受けて公開した動画で「正直、必要あるのかなっていうような選手だと思います」とヌートバーについてコメント。メジャーでの成績は「筒香(嘉智)選手と変わらない」とし、「話題性もあると思うのでそっちのほうが優先で選んだのかなと思う。選手自体としては決して選ばれるような選手ではない。日本の外野手のほうがいい選手いる」と辛口評価を下していた。

 この動画には視聴者から否定的な意見が多く寄せられていたが、高橋氏は中国戦を受けて10日に動画を投稿。冒頭で「僕はマイナスな意見を言いましたけど、昨日の活躍はすごく良かったですし、決してヌートバーを応援してないわけじゃなくて、皆さんにいろんな不快な思いをさせたっていうのは謝らないといけないのかなと思います。ヌートバーの活躍は認めざるを得ないのかなと思う」と謝罪。「解説者として発信する立場として、不適切な言葉だった。本当に申し訳ありませんでした」と頭を下げた。

 中国戦については、二刀流の活躍で勝利に導いた大谷を「先発投手としては100点」と絶賛。そして初回先頭で初球を中前打したヌートバーを「あのプレッシャーの中で初球をバットにコンタクトする、スイングできるのはかなり勇気がいる。あれで侍ジャパンも勢いをつけた」と評価。「僕はあの一打で認めて謝罪しないといけないなと思ったので。さすがいいバッター。WBCの代表に選ばれるだけのことはあるし、それだけの空気をつくる選手だったんだなと思う」と素直に認めていた。

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