11月のトミージョン手術で米国代表辞退のハーパー「40代になってもしっかりプレーしたい」

[ 2023年3月10日 10:23 ]

フィリーズのブライス・ハーパー(AP)
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 去年11月にトミージョン手術(側副靱帯再建術)を受け、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の米国代表を辞退、自宅のあるラスベガスでリハビリに専念していたフィリーズのブライス・ハーパー(30)がフロリダ州のキャンプ地にやって来た。9日(日本時間10日)、複数の米メディアが報じた。

 復帰は7月のオールスターゲームの時期と予測されているが、「早くなることもあれば遅くなることもあるが、現時点ではその頃と考えている。あわてたりはしない、賢明に進めていきたい」と説明する。ハーパーが右ひじを痛めたのは去年の4月、最後に右翼を守ったのは4月16日のマーリンズ戦だった。「手術をしてからは、しっかり休んで治癒を待つ必要がある。良くはなっていると思う。毎日、どんな感じか見ている」。13年総額3億3000万ドルの契約を結び、今季が5年目。素振りはしていて、ティー打撃を始めたが、まだ投手と相対することはできない。「今までに、肘を悪くしたことはなかったから、異なる領域。だから毎日毎日慎重に患部を見ている。他のトミージョン手術経験者と話したりはしていない。身体は人によって違うからね」。投げることについてはしばらく時間を置き、復帰の時は再びDHでプレーする。「もちろんいずれまたライトを守りたい。ファンの前で自分のプレーを見せたいし、他チームのファンの声も聞きたい。打球を追いかけ、走者を刺したい」と言う。

 パドレスのマニー・マチャドが、18年オフに結んだ契約でオプトアウト条項を入れておいたおかげで、先日新たに10年総額3億5000万ドルの契約延長を勝ち取った。同じオフに契約したハーパーはオプトアウトを入れていなかった。それについては「後悔はしていない。同じチームに長くいたかったから、ファンにも自分がここにずっといると知っておいて欲しかった」と説明する。とはいえ、先のオフに複数の選手が40代までの契約を結んだことをうらやましく思っているようだ。「40代になってもしっかりプレーをしていたい。それがゴールで、このチームには38歳までいる。その時にどうなっているかだ」と付け加えた。

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2023年3月10日のニュース