落合博満氏 オリックス由伸の初戦5回途中緊急降板1敗の原因の一つは「神宮の独特なマウンド」

[ 2022年10月23日 23:55 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が23日、NHK「サンデースポーツ」(後9・50)に出演。前日に行われたプロ野球の日本シリーズ第1戦で、オリックスの絶対エース山本由伸が脇腹を痛めて5回途中で降板した理由の一つとして、「独特な神宮のマウンド」を自身の経験も踏まえて挙げた。

 落合氏は第1戦の山本の緊急降板、そして4失点黒星の原因の一つとして「神宮球場っていう独特なマウンドに左右されたんだろうとは思います。2018年に中継ぎで1イニングかなんか投げただけでしょ、神宮でね。神宮球場っていうのは、ドーム球場と違ってね。ドームだったら真っ平な中にマウンドを置くでしょ。ところが神宮球場っていうのは、どっちかっていうとフェンス側に傾斜しているんですよ。で、キャッチャーの位置とマウンドの位置っていうのがね、だいたい同じぐらいの高さっていうような特徴があるんで」と選手、監督としての実体験を元に神宮の特殊なマウンドについて解説。

 続けて「これは現役の時よりも監督になってから気づいたんですけども。なんせ中日のピッチャーが神宮に行くとおかしくなっちゃうんですよ。だからマウンドの傾斜のせいなんだろうとは思いますけどね。普段投げ下ろしている京セラドームと違ってね、真っ平な所で投げるっていうのは、そういう違和感があったんじゃないかなとは思いますけどね」と分析した。

 落合氏は独特なマウンドを思い返しながら苦笑いを浮かべ「神宮球場では負けっぱなしでしたね。ナゴヤドームっていうのは結構傾斜があるんですよね。それに慣れているせいなのか、やっぱ神宮に行くとちょっと勝手が違うような投球をしてしまうという傾向がありましたね」と神宮球場への苦手意識を語っていた。

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