今年も面白い!ヤクルト劇的同点もドロー 神宮での日本シリーズ引き分け決着はなんと60年ぶり!

[ 2022年10月23日 23:07 ]

SMBC日本シリーズ2022第2戦   ヤクルト3―3オリックス ( 2022年10月23日    神宮 )

<ヤ・オ>9回無死一、二塁、同点の3点本塁打を放った内山壮(左)(撮影・平嶋 理子)
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 2年連続4度目の顔合わせとなった「SMBC日本シリーズ2022」は23日、神宮球場で第2戦が行われ、セ・リーグ優勝チームのヤクルトが零敗寸前の9回に代打・内山壮真捕手(20)の1号3ランで一気に追いつき、延長戦に突入。結局、延長12回の熱戦も勝負がつかず引き分けに終わり、通算成績はヤクルトの1勝1分けとなった。

 日本シリーズの引き分けは2018年の広島―ソフトバンク第1戦(マツダ)以来4年ぶり史上9度目。神宮では1962年の東映―阪神第3戦で延長14回日没コールドとなって以来60年ぶり2度目となった。なお、7試合制の日本シリーズは移動日を挟み、25日にはオリックスの本拠・京セラドームに舞台を移して第3戦が行われる。

 8回まで8安打を放つも無得点に抑えられていたヤクルト打線だったが、9回にドラマが待っていた。この回から5番手としてマウンドに上がった右腕・阿部から先頭の宮本が9球粘って右中間二塁打を放って出塁。打線が1番にかえり、塩見が四球でつなぐと、途中からリリーフ投手が入っていた2番に代打・内山壮が告げられた。

 内山壮は2球で追い込まれたが、カウント2―2からの6球目、真ん中高め141キロ直球を完璧に捉えると、打球は左翼スタンドへ飛び込む起死回生の同点3ラン。歓喜にわくヤクルトベンチとマウンドにうずくまる阿部のコントラストが際立つシーンとなった。

 9回はなおも無死でクリーンアップという打順だったが、山田、村上、オスナが倒れて3―3で延長戦へ。10回表には守護神マクガフが1死から連打されて2死一、三塁のピンチを招くも無失点。その裏の2死一、三塁というサヨナラ機を逃すと、11回も先頭の代打・奥村が中前打で出塁したが山田、村上、オスナが凡打に終わって無得点に封じられた。12回表を7番手左腕・田口、8番手右腕・木沢のリレーで抑えて敗戦が消滅。その裏、ヤクルト打線も無得点に終わってドロー決着となった。

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