“中嶋マジック”でやり返す!!　オリックス第2戦先発・山崎福投入の理由とは？　

SMBC日本シリーズ2022第1戦   オリックス3ー5ヤクルト （ 2022年10月22日    神宮 ）

＜ヤ・オ＞初回、オスナの先制2点適時二塁打の打球がファウルではないかと抗議する中嶋監督（右）（撮影・椎名　航）
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　オリックスは2点を追う9回に1死一、二塁と攻めたてたが、杉本、代打・頓宮が連続三振。一打同点、いや逆転までの形をつくったものの、あと一本が出なかった。

　初戦を落とした中嶋監督は「つなぐ形はできたが、シーズン中にもあった最後決めるところですか。引きずってもしょうがないし、そこを反省して明日に切り替えて…それしかないです」と2戦目以降の奮起に期待した。

　打線は活発だった。2点を先制された直後の2回は西野、若月、紅林と6番からの3連打で1点を返し、福田の押し出し四球で同点。2―4の8回も2死二塁から代打のT―岡田が「とにかくなんとかしたかった」という中前適時打を放った。

　安打数は同じ10だが、本塁打の有無が勝敗を分けた。初回のオスナに許した三塁線を破る先制2点二塁打も、土山三塁塁審が一度は両手を広げてファウルとジャッジする動きを見せたほど際どい打球で、中嶋監督が説明を求めるシーンもあった。紙一重。流れ一つで、やり返せるはずだ。

　23日第2戦の予告先発はCSファイナルSどころか9月20日以来、登板のない山崎福。ファイナルS2戦目に先発した宮城が神宮球場のマウンド未経験に対し、8年目の山崎福は3試合登板、防御率2・70。しかも明大時代から慣れ親しんでいる強みがあり、定評のある打力も発揮できる。「マウンドから打席が少し高く見えるけど大丈夫。（村上にも）一発を打たれないよう自分の投球をできれば」。地の利がある山崎福投入の“中嶋マジック”で、やり返す。