ソフトB・栗原 来春キャンプ「行けると思います。というか行きます!」左膝「80%」回復

[ 2022年10月23日 05:00 ]

来春キャンプからのフル帯同に強い意気込みを示した栗原陵矢外野手
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 藤本ホークスに朗報だ。ソフトバンクの栗原陵矢外野手(26)が22日、筑後のファーム屋内施設でリハビリ後、佐久本昌広リハビリ担当コーチ(48)とともに対応。栗原は3月30日のロッテ戦で左膝前十字じん帯断裂、左外側半月板損傷の重傷を負い、手術。今季絶望となったが経過は順調だ。2人とも「現状で8割(回復)」と明かし、来春キャンプ参加へ視界良好だ。

 栗原は7カ月目に入ったリハビリを順調に消化していた。4月13日に手術した左膝は快方への最終章を迎えている。「80%(回復)まではきたかな。あとはスライディングや実戦の動きでの反応です」と笑顔。術後、最長で9カ月と診断された競技復帰時期を確実にクリアできそうだ。来春キャンプへ向け「行けると思います。というか行きます!」と力強かった。

 栗原を見守ってきた佐久本リハビリ担当コーチも年内までの完治に太鼓判を押す。「クリは早いと思う。(11月の)1週間前の時点で8割くらい治っている。走れてますし12月には完全にクリアになる。あとは実戦での帰塁やとっさの予測の動き。1月に顔を出させたあと、よーいドンでいける」。新春の最終チェック後のレギュラー争い参戦に、GOサインを出した。

 20年は初めて全試合に出場し21本塁打でリーグVと日本一に貢献。東京五輪では侍ジャパンに選ばれ金メダル獲得し万能野手としてブレークした。今季は5番で開幕。3月30日のロッテ戦の左翼守備で左膝を負傷するまで打率・353、2本塁打、5打点と好調だった。チームは優勝マジック1で迎えた今季最終のロッテ戦で敗れV逸。クライマックスシリーズではオリックスに負けた。力になれなかった栗原は「見てましたし来年の復帰にぶれることはなかった。来年、やるんだの気持ちです」。熱き魂を持って戻る。

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2022年10月23日のニュース