ヤクルト村上、球団44年ぶりの快挙逃す　6打数1安打で2戦連発ならず　試合は延長12回譲らず引き分け

SMBC日本シリーズ2022第2戦   ヤクルト3ー3オリックス （ 2022年10月23日    神宮 ）

＜ヤ・オ＞6回、村上は見逃し三振に倒れ、悔しげな表情を浮かべる撮影・椎名　航）
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　ヤクルトの村上宗隆内野手（22）がオリックスとのSMBC日本シリーズ2022第2戦（神宮）に「4番・三塁」で先発出場し6打数1安打だった。試合はお互い譲らず延長12回3―3の引き分けとなり、ヤクルトが1勝1分となった。

　前日第1戦の最終打席の8回に今シリーズ1号となるソロ本塁打を放った村上。この日の第1打席はバットを折られて二ゴロの力負けで、19年第3戦（巨人―ソフトバンク）の亀井（巨）、チームでは15年第3戦（ヤクルトーソフトバンク）の山田の3打席連発以来となる2打席連発とはならなかった。

　それでも3回2死一塁の初回と同じ場面での第2打席は、やや詰まりながらも一、二塁間を破る右前打を放ち“リベンジ”した。3点差を追う6回の先頭で迎えた第3打席は、2番手・山崎颯に今シリーズ初の三振となる見逃し三振。8回の第4打席は4番手・ワゲスパックの外角高めツーシームに差し込まれて遊飛だった。

　代打・内山の同点3ランで追いついた9回の第5打席は本塁打が出ればサヨナラとなる場面だったが一ゴロ。延長11回1死一塁で迎えた第6打席はこの日2つ目の三振となる空振り三振に倒れて6打数1安打だった。

　村上は16年（広島―日本ハム）の初戦から3戦連発したエルドレッド（広）、チームでは78年（ヤクルト―阪急）のマニエルに次いで44年ぶり2人目の初戦、第2戦の2試合連発とはならなかった。

　村上は2試合で9打数2安打の打率・222、1本塁打、1打点。