ダル リーグ優勝決定S第5戦先発も気負わず「自分のできることはまったく変わらない」

[ 2022年10月23日 06:49 ]

パドレスのダルビッシュ(AP)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(36)は22日(日本時間23日)、フィリーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第5戦先発を翌日に控えキャッチボール、ブルペンでのシャドーピッチングなどで調整。終了後、会見に応じた。

 第3戦を終えフ軍が2勝1敗とリード。第4戦の結果次第では大きく意味合いが変わる第5戦について「きょう勝とうが負けようが、自分のできることはまったく変わらない。そこは考えていない」と話した。

 第1戦では敗戦投手にはなったものの7回2失点の好投。今ポストシーズンでは2勝1敗、防御率2.84と安定感は抜群も公式戦と合わせすでに投球回数は213回2/3に及んでいる。

 疲労度を聞かれると「前回くらいからなんか元気になってきちゃって」と笑わせつつ「一時期、疲れていたのは9月だったと思う。だんだん、だんだん抜けてきて状態も良くなってきている。フィジカル的な部分の心配はしていない」と頼もしかった。ただ、パ軍にとって厄介なのはフ軍の第5戦先発ウイーラーだ。第1戦にダルビッシュと投げ合い7回1安打無失点の右腕は対パ軍25回2/3連続無失点を継続中。ダルビッシュも「点をとらせて欲しいなと思う。すごくいいピッチャー。自分の中でも人より積んでいるエンジンが違うピッチャーだなと昔から思っていた。序盤に3点か4点くらいくれないかな」とジョークを交え投手戦を覚悟している様子だった。

 ダルビッシュ会見の主な一問一答は以下の通り。

 ――フィリーズとシリーズ2度目の対戦。
 「すごく難しいところで、負けはしましたけどいいピッチングはしていたと思うので、だからそこを踏まえて、バッターの僕に対してのアプローチとかをもう一回ちゃんと見て、プランを変えるなりとか、そうしていく必要があるので、試合の中に入ってみてまたノラと一緒に話しながらやっていくという」

 ――チームとして勝たなければいけない試合を勝ってきた。
「他の試合と同じようにみんながしっかり準備をして、相手チームも同じだと思うんですけど、そこは勝つか負けるかというのはけっこう運のところもあったりすると思うので、何が大事かというのは正直ちょっと分からないけど、いつも通りやっているだけかなと」

 ――きのうブルペンに入った。休む選択もあったと思うが。
 「きのう入ったのは、だから元気だからですね。元気じゃない時はやめちゃおうかなって思うときもあるんですけど、割と元気だからポジティブになるというか調整もちょっとアグレッシブになるというか、そういう傾向があるのとプラスこのフィラデルフィアの気候の中でマウンドから投げたいなというのがあったのと。ケアとしてはいつも通り自分のトレーナーさんがいて毎日のようにマッサージしてださるので。そういうところがすごく大きいのかなと思います」

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