オリックス、勝ちじゃないの? 「ボールデッド」「守備妨害」色々あった白熱の延長戦にSNSも“激論”

[ 2022年10月23日 23:53 ]

SMBC日本シリーズ2022第2戦   オリックス3-3ヤクルト ( 2022年10月23日    神宮 )

日本シリーズ<ヤ・オ>12回、打者・紅林の時、木沢の暴投で二走・佐野皓が生還するも認められず(撮影・沢田 明徳)
Photo By スポニチ

 オリックスが「SMBC日本シリーズ2022」の第2戦で、ヤクルトと延長12回、引き分けに終わった。

 8回まで3点をリードする展開だったが、9回に悪夢が待っていた。5番手の阿部が無死一、二塁のピンチを招くと、代打・内山壮に同点3ラン被弾。一気にリードを吐き出してしまった。その後は救援陣が踏ん張ってサヨナラ負けは阻止したが、つかみかけていた白星を逃す痛恨のドローとなった。

 特に延長戦は、ファンも固唾をのんだ白熱の展開だった。12回には2死から頓宮が左前打を放ち、代走の佐野皓がすかさず二盗に成功。迎えた紅林の打席だった。ヤクルト・木澤が暴投して、ボールは一塁側ベンチへ転々。これを見た佐野皓は一気に本塁を陥れて、ついに決勝点と思われた。だが、佐野皓は球審の土山に呼ばれ、三塁へ戻された。

 中嶋監督もベンチを飛び出して確認したが、ボールが一塁ベンチへ飛び込んでしまう「ボールデッド」に。走者はテイク1ベースとなり、三塁へ戻された形だ。

 この判定にツイッター上でも“論争”。あるファンは「ビデオを見直したが、ボールデッドの前に佐野皓大は三塁を回ってる」という意見もあったが、一方で「ワイルドピッチ、パスボールでのボールデッドは……投球当時に占有していた塁から1つの進塁なのでタイミング関係ないとの事」と話すファンもいて、正確な情報をファンが探すように投稿が相次いだ。

 実際には、公認野球規則5・06走者b4の中に「投手の投球がダッグアウト、スタンドなどボールデッドの個所に入った場合、1個の塁が与えられる。しかし、投球または送球が他の野手を通過した後、前記の個所に入った場合は、投球当時または送球当時の走者の位置を基準として2個の塁が与えられる」(抜粋)とあり、佐野皓はこれが適応されたものだった。

 また、延長11回に安達が犠打を試みる際、捕手の中村と接触する場面があり、高津監督もベンチを飛び出して確認した。ここでもツイッター上では「守備妨害」がトレンド入りするなど投稿が続々。審判団が協議したが、実際には守備妨害は認められず、そのままプレー続行された。

 激論が続いたSNS。ワンプレーごとにファンが前のめりになる白熱の展開だったのは間違いない。

続きを表示

この記事のフォト

2022年10月23日のニュース