さすがセンバツ最多安打記録保持者! オリ先発の山崎福が先制適時打 これもナカジマジック?

[ 2022年10月23日 18:49 ]

SMBC日本シリーズ2022第2戦   オリックスーヤクルト ( 2022年10月23日    神宮 )

日本シリーズ<ヤ・オ>3回1死二塁、山崎福は右前適時打を放つ(撮影・平嶋 理子)
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 オリックスの山崎福也投手(30)が“持ち味”を発揮した。

 この日は「9番・投手」でスタメン出場。重要な第2戦の先発を任されたが、その最中、3回の第1打席で適時打を放ち、神宮をどよめかせた。

 場面は両軍無得点の1死三塁だった。ヤクルト先発のサイスニードの初球、132キロのチェンジアップをとらえ、前進守備の一、二塁間を抜ける右前適時打。一塁ベース上でガッツポーズも見せた。その後、1死一、二塁から、宗の右前打で三塁に進んだ山崎福は、右翼サンタナがファンブルするのを見逃さず、2点目のホームを踏む好判断。先発の自らを助ける2点の先制劇となった。

 「打ったのは落ち球系のボールだと思います。何とか抜けてくれてよかったですし、先制のタイムリーになってくれてよかったです!この後のピッチングもしっかりと頑張ります!」

 山崎福は、日大三時代の2010年選抜大会で、エースとして準優勝に導く一方、大会通算13安打を放って1大会の個人最多安打記録を樹立(タイ記録)。隠れた“二刀流”でもある。パ・リーグの投手では珍しい「プロ初勝利」と「プロ初安打」が、同じ2015年6月5日の中日戦という経歴の持ち主で、今シリーズの打席については「フルスイングで。来た球を全力で振るだけです」と意欲を燃やしていた。

 オリックスは2戦目の先発に、シーズン11勝の宮城や9勝の田嶋ではなく、5勝8敗の山崎福で中嶋監督は勝負をかけた。神宮球場に不慣れな選手が多い中、山崎福は東京六大学の明大出身。神宮は第2の“ホームグラウンド”でもあり、得意の打撃でも貢献できるプラス面があった。

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