ヤクルト・ライアン 日本S1勝 登板前にカツ丼「卵は半熟。カツは軟らかめ」“勝負飯効果”5回2失点

[ 2022年10月23日 05:30 ]

SMBC日本シリーズ2022第1戦   ヤクルト5ー3オリックス ( 2022年10月22日    神宮 )

<ヤ・オ>日本シリーズで初勝利を挙げた小川(撮影・沢田 明徳)
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 2点リードの5回。ヤクルトの先発・小川は2死満塁のピンチを背負った。攻める――。「粘りしかない。最後は気持ちで押した」。ここで逃げずに、西野を内角高めの直球で遊飛に仕留めた。5回98球で6安打2失点。自身3試合目で日本シリーズでの初勝利を手にし「大事な初戦を任されて、何とか試合をつくれてホッとしている。少し慎重になり過ぎて球数が多くなった。野手の援護でなんとか粘れた」と汗を拭った。

 白星に導いてくれたのが「勝負飯」だ。小川は自らカツ丼を作り、今年5月ごろから登板前に食べ続けた。「卵は半熟。カツは軟らかめで」というこだわりの「カツ」でつかんだ、自身とチームの勝利。「持っているものを全て出そうとマウンドに上がった。最後(5回)は出し尽くせた」。秋の神宮の風が心地よかった。

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2022年10月23日のニュース