ヤクルト市川 先発デビューは上々、5回1失点 中野に初回先頭打者アーチ被弾も失点はそれだけ

[ 2022年9月28日 19:46 ]

セ・リーグ   ヤクルト―阪神 ( 2022年9月28日    神宮 )

<ヤ・神>初回、近本の打球に反応するヤクルト先発・市川(撮影・沢田 明徳)
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 ヤクルトの4年目右腕、市川悠太投手(21)が阪神戦(神宮)でプロ初先発登板。粘りの投球で5回4安打1失点と好投したが、打線の援護に恵まれず、プロ初勝利はならなかった。

 いきなり中野に初回先頭打者アーチを被弾。ヤクルトは前夜も高梨が中野に初回先頭打者弾を浴びて先制を許しており、2試合連続で嫌な雰囲気漂うスタートとなった。

 だが、その後は猛虎打線に得点を許さなかった。2回の2死二、三塁では中野の左中間寄りの打球を中堅・赤羽がダイビングキャッチするビッグプレーで阻止して無失点。3回には糸原へ四球、4回には佐藤輝に中前打されて2イニング連続で先頭打者を塁に出したが、三塁ベースは踏ませなかった。5回は初めて3者凡退。この回を最後に降板となった。

 打線は相手先発左腕・伊藤将に5回まで散発2安打で二塁すら踏めない状態が続いており、打線の援護に恵まれなかった。

 市川の投球内容は5回で打者21人に対して98球を投げ、4安打1失点。2三振を奪い、与えた四球が2つ、直球のMAXは141キロだった。

 明徳義塾から2018年ドラフト3位でヤクルト入りし、今年7月1日のDeNA戦(神宮)で1軍デビュー。4―5で迎えた9回に4番手で登板し、先頭の宮崎にいきなり二塁打されると、暴投、四球でピンチを広げて1回1安打1失点という“ホロ苦”デビューとなった。7月23日の広島戦(神宮)では15失点惨敗を喫したチームにあって市川も2番手で2回2/3を7安打7失点。翌24日に登録抹消となった。8月30日に再昇格したが、9月5日には再び抹消。この日の試合前に出場選手登録された。

【ヤクルト・市川悠太の1軍全登板】
7月1日 DeNA戦(神宮) 1回1安打1失点
7月3日 DeNA戦(神宮) 1回3安打1失点
7月20日 巨人戦(神宮) 1回0安打0失点
7月23日 広島戦(神宮) 2回2/3、7安打7失点
9月3日 中日戦(神宮) 1回1/3、2安打0失点
9月28日 阪神戦(神宮) 5回4安打1失点

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