ヤクルト・内川 NPB選手として引退 今後は未定も野球に携わる活動へ

[ 2022年9月28日 02:00 ]

ヤクルト・内川
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 ヤクルトの内川聖一内野手(40)が今季限りでNPB選手としては引退することが27日、分かった。今後については未定だが、野球に携わる活動をしていく。

 横浜(現DeNA)、ソフトバンク、ヤクルトの3球団で積み上げた安打は通算2185。内川はヤクルト2年目の今季も若手の手本となり、この日も西武戦に出場するなどイースタン・リーグでは打率3割以上の好成績を残している。チームが新型コロナウイルスの集団感染に襲われた7月に緊急昇格し、同14日の中日戦に3番・左翼で今季初出場。右翼線二塁打を放つなど存在感を発揮していた。だが同下旬に出場選手登録を抹消されると若手育成に重点を置く球団の方針もありファームでの調整が続いていた。結局、ここまでは1軍は6試合の出場で14打数3安打、打率・214だ。

 08年には横浜でNPBの右打者最高の打率・378をマークして首位打者に輝き、ソフトバンクにFA移籍した11年も打率・338で史上2人目の両リーグで首位打者を獲得。WBCにも3度出場した。希代のヒットマンが、現役生活に一つの区切りをつける。

 ◇内川 聖一(うちかわ・せいいち)1982年(昭57)8月4日生まれ、大分県出身の40歳。大分工から00年ドラフト1位で横浜(現DeNA)入り。11年にソフトバンクへFA移籍し同年パ・リーグMVPに輝いた。18年5月9日西武戦で通算2000安打達成。首位打者、最多安打各2度、最高出塁率1度、ベストナイン5度。09、13、17年WBC日本代表。1メートル84、92キロ。右投げ右打ち。

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