ジャッジ ついに出た今季61号!8戦ぶり一発、61年ぶりア・リーグ記録並ぶ 敵地観客も総立ちで祝福

[ 2022年9月29日 10:08 ]

ア・リーグ   ヤンキースーブルージェイズ ( 2022年9月28日    トロント )

61号本塁打を放ったヤンキースのジャッジ(ロイター/USA TODAY)

 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(30)は28日(日本時間29日)、敵地ロジャース・センターでのブルージェイズ戦に「1番・DH」でスタメン出場。7回の第4打席で今季61号本塁打を放ち、1961年にロジャー・マリス(ヤンキース)が記録したア・リーグのシーズン最多記録に並んだ。

 この日ここまで無安打だったジャッジは、3―3で迎えた7回の第4打席、1死一塁の場面でフルカウントからの8球目を強振。白球は快音を残し、左翼席へと美しい放物線を描く勝ち越し2ランとなった。20日(同21日)のパイレーツ戦で60号を放って以来、8試合ぶりの一発。大歓声の中、ダイヤモンドを一周、生還後に前打者アーロン・ヒックスとハグ、一塁側ベンチの前では出迎えたナインの一人一人とハグをして快挙を喜んだ。敵地のブルージェイズファンも総立ちでメモリアルアーチを祝福した。

 生みの苦しみだった。60号を放って以降、相手投手のボール球にブーイングが飛び、四球で一塁へと歩けば、そのボルテージはさらに増した。毎試合、ジャッジに投じられる1球1球に歓声が沸き起こり、見守る全員が記録を求める異様な雰囲気となった。チームは連勝中ながら、自身は21日から27日までの7試合で19打数5安打と苦しんだ。それでも本塁打を量産してきた男は、集中力を研ぎ澄ませ、61本目の本塁打を放った。

 現在、本塁打、打点はリーグトップを独走中。打率はルイス・アラエス(ツインズ)、ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)と激しく首位を競り合う。3冠王となれば、2012年のミゲル・カブレラ(タイガース)以来で、球団では56年のミッキー・マントル以来、66年ぶりとなる。希代の強打者が閉ざされた歴史に挑戦し続ける。

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