オリ、宮城崩れて痛すぎる黒星 中嶋監督「“圧”に負けちゃったのかな」

[ 2022年9月28日 04:45 ]

パ・リーグ   オリックス1―6楽天 ( 2022年9月27日    京セラD )

<オ・楽>2回表終了後、2点を奪われ、顔をしかめる宮城(撮影・坂田 高浩)
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 オリックスが痛い黒星だ。いつもの宮城ではなかった。2回1死から死球で初めて走者を背負い、辰己とギッテンスの連打で先制点を献上。さらに茂木にも左犠飛で2点目を失った。3回も2死から島内、辰己に適時打を許し、2回2/3を4失点で降板した。

 「大事なゲームなのに申しわけないです」

 逆転連覇へ必勝を期したマウンドでのプロ最短KO。さらに救援陣もいつもと違う顔をのぞかせ、与えた四死球は今季最多9を数えた。目の前の楽天にではなく、見えない敵におびえる選手たちに、中嶋監督が首をひねる。

 「最近は攻めていたんですが、プレッシャーがかかる中なんで、“圧”に負けちゃったのかな。しっかり腕が振れなかったのは、経験といえば経験なんですがね」

 1ゲーム差で追うソフトバンクが敗れたのは救いだが、マジック3への前進を許して、さらに追い込まれたのは否定できない。いや、それ以上に3位争いをする楽天と西武に、それぞれ敗れるなんて優勝争いがかすんでしまう。

 打線も則本の前に3安打1得点のみ。「もう選手に求めることとか言ってる場合でもないですから。あと2つ、本当にやるしかないと思います。自分の野球人生とか、その先のこと、ああいうことがあったとか覚えていかないといけないんでね」。マジックの数や最短胴上げ日など、どっちが有利など気にしない。思い切りやれ――。指揮官は、もう選手を信じるだけだ。 (畑野 理之)

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2022年9月28日のニュース