【阪神・矢野監督語録】力強くポストシーズンでの神宮帰還を誓う「これで終わりと思っていない」

[ 2022年9月28日 21:55 ]

セ・リーグ   阪神2-1ヤクルト ( 2022年9月28日    神宮 )

<ヤ・神> 矢野監督に声援をおくる神宮球場の阪神ファン(撮影・大森 寛明)
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 阪神は8回に原口が決勝の適時打を放ち、ヤクルトとの接戦を制して単独3位に浮上した。

 以下は阪神・矢野監督との一問一答。

 ――決勝打の原口には頭が下がる。
 「もうすごいもんね。ほんとにすごい。集中力はもちろんだけど、あんだけ守ってるときもベンチ帰ってからもずっとね。何かしら力になろうとしてるので。さらに打席に入れば集中力高くああいうふうなこともやってくれるんじゃないかと思わせてくれる選手なんで。しぶといバッティング。最高でした」

 ――中野が2戦連続の先頭打者アーチ。流れを作った。
 「そやね、先制でね。もちろん、もう1本ファインプレーされた(2回に左中間へ飛球を放つも赤羽に好捕された)けど、あれが抜けてたらもっとこうこっちのペースでいけたけど。でも、昨日に引き続いて先頭打者ホームランというのはよしっていう感じを作ってくれたと思います」

 ――伊藤将は5回まで二塁すら踏ませず。2桁勝利も掛かっていたがスパッと代えた。
 「そりゃそうでしょ。将司(伊藤将)の10勝はオレも気にしているし。でも1番はチームの勝ちが最優先するところなので。それは仕方がないっていうか。それは俺の立場で将司の10勝も考えているけど、それを優先させる場面ではないので。あとは浜地でっていう」

 ――前回の登板(2回途中降板)を踏まえると良かった
 「まあね。打線が点を取れればもっと楽に投げられたかどうかは分からんけど、いけたと思うし。もちろん2桁掛かっていたし、チームが勝ってっていうプレッシャーもあったと思うし。その中でよく投げた。逆に2桁勝てなかった悔しさというのは将司の成長につながっていければと思う」

 ――接戦の中でのリリーフの安定感も大きい。
 「いやーみんなね、ケラーも湯浅も(岩崎)優もホンマよく投げてくれて。優なんて、最後もあの展開で(打順が)中心でね、塩見も入ってっていうところでは相当なプレッシャーがあるところで、優に任せるしかないっていうところでね、素晴らしい投球をしてくれたんで。ホントにみんなで繋いで、抑えてくれました」

 ――レギュラーシーズンとしては最後の神宮。また戻ってくる。
 「もちろんもちろん。みんな俺に対していろいろメッセージ書いてくれたボードやタオルや名前も、やっぱりいつもより多くたくさん上げてくれてる、コールもしてもらって。でもこれで終わりと思ってないし、今日は今日でシーズンの中でね、ありがとうございましたっていう思いで、俺も頭下げさせてもらった。もちろんそれで終わるつもりはないんで、帰ってくればいいだけのことなんで、もう一個取るしかない」

 ――先に試合がある中でヤクルトに2勝。
 「もうどっちが有利とかどっちが不利とか、こんなとこではないかもしれないけど。やっぱりいつも以上にプレッシャーかかった中でこうやってヤクルトが優勝決まった後とはいえね、選手がこうやってやってくれたっていうのは俺の勝手な思いやけど、やっぱりこういうところの粘りとか成長とかチームの雰囲気とか俺の中ではそういう成長を感じるようなところなんで。もう一個ね、もちろん相手があることなんでアレやけど、勝つしかないんで」

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2022年9月28日のニュース