ソフトバンク・松田 今季限りで退団 他球団で現役続行希望

[ 2022年9月28日 03:32 ]

ソフトバンク・松田
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 ソフトバンクの松田宣浩内野手(39)が、今季限りで退団することが分かった。17年間で1831安打、301本塁打を放っただけではなく、無類のムードメーカーとして6度のリーグ優勝、7度の日本一に貢献。侍ジャパンとしても2013、17年とWBCに出場した。

 今季は世代交代がチームのテーマとなり、松田自身も1月に新型コロナウイルスに感染。基礎となる体力を作る時期のトレーニングができないこともあって、春先から出遅れた。状態は上がらず、出場43試合にとどまり、16年連続で放っていた本塁打も今季はゼロのまま。それでもベンチ内で腐ることなく、声と行動でチームを鼓舞する姿は若手の手本となった。

 ただ、ついに9月8日には出場選手登録を抹消。チームの若返りは喜びである一方、松田自身はまだ、燃え尽きていないといい、関係者によれば、他の11球団での現役続行を希望し、球団側も容認。移籍の可能性を探っていくことになるという。

 優勝を争うチームはいつしか「熱男魂」が合言葉となっている。常勝軍団を中心となって作り上げてきた背番号5が、燃え尽きるための新しい道を模索する。

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2022年9月28日のニュース