【甲子園】岩瀬仁紀氏長男、愛工大名電の右腕・法樹投手が甲子園デビュー! ネット上「そっくり」の声

[ 2022年8月7日 13:39 ]

第104回全国高校野球選手権 1回戦   愛工大名電14―2星稜 ( 2022年8月7日    甲子園 )

<愛工大名電・星稜>9回に登板した愛工大名電・岩瀬(撮影・岸 良祐)
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 中日で名リリーバーとして鳴らした岩瀬仁紀氏(47=野球評論家)を父に持つ愛工大名電の右腕、岩瀬法樹(のりき)投手(3年)が1回戦・星稜(石川)戦の9回に登場。甲子園初登板を果たした。

 左腕だった父に対し、本人は右腕。愛知大会では父と同じく守護神的存在として甲子園出場に貢献した。この日は12点をリードした9回から、先発したエース有馬が右翼にまわり、岩瀬が2番手として登板。岩瀬の名前がコールされると、球場からはどよめきと拍手が起きた。自己最速144キロをマークするなど速球を軸に気迫の投球。1回無失点で抑えて試合を締めた。

 ネット上では「岩瀬ジュニア、さすがに親父にそっくりだな 右投げだけどフォームも似ている」「岩瀬さんの息子出てきた さすが9回に登場」などと投稿が挙がった。

 昨年6月に右肩痛を発症。父が現役時代に通った岐阜県内の接骨院に通い、チューブトレーニングやストレッチも欠かさず行った。今年3月にようやく投球を再開。最後の夏に間に合った。大会前には父から「ケガだけはしないように」と言われたという。離脱した分、チームに貢献したい思いは人一倍。自ら考えて球種を増やした。小さくカットボール気味に動くスライダーと、父の代名詞でもあった速くて落ちる高速スライダー。さらにチェンジアップも加えて投球の幅を広げた。

 試合後、「(聖地のマウンドに)入ったときは凄く緊張したんですけど、監督さんに“9回いくぞ”と言われたときは楽しみが勝ってました。イメージしていたのとは違って、自分のいつも通りのピッチングができたと思います」とコメント。

 父について「球場に入ったときに、これだけの観客は自分は初めて。こういう場面でいつも投げていたことを改めて尊敬しました。そこ(父と同じ9回のマウンド)は少し意識していて、必ず抑えて勝ちたいと思いました」と思いを口にした。

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