悪夢の巨人 初回3者三振発進のシューメーカーが4回に死球、四球、四球で逆転満塁アーチ被弾

[ 2022年8月7日 19:45 ]

セ・リーグ   巨人―ヤクルト ( 2022年8月7日    神宮 )

<ヤ・巨>4回、サンタナ(右奥)に逆転満塁本塁打を浴びたシューメーカー (撮影・西川祐介)
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 巨人の新助っ人右腕、マット・シューメーカー投手(35=米国)がヤクルト戦(神宮)に先発登板。サンタナに逆転満塁弾を浴びて4回途中3安打4失点KOされ、6月25日のヤクルト戦(神宮)以来43日ぶりとなる来日5勝目を逃した。

 前回登板した7月14日の阪神戦(甲子園)では不安定な立ち上がりから立て直して7回途中6安打3失点とまとめたが、打線の援護に恵まれず、自身3連敗で前半戦を終了。だが、24日ぶりのマウンドとなったこの日は直球が最速150キロをマークし、初回からいきなり塩見、青木、山田を3者連続三振に斬って取るなど快調に飛ばした。

 2回も3者凡退で、初安打を許した3回も無死一塁で長岡を併殺打に打ち取るなど無失点。だが、2―0のまま迎えた4回に悪夢の瞬間が待っていた。先頭の1番・塩見へ投げた初球ツーシームが左肩直撃の死球となると、2番・青木、3番・山田には連続四球であっという間に無死満塁のピンチ。リーグ最多39本塁打の主砲・村上は三飛に抑えたものの、この1死満塁で5番・サンタナに1ストライクから投げた2球目、内角低めツーシームを弾丸ライナーで左翼スタンドへ叩き込まれた。まさかの形で逆転満塁アーチ被弾。巨人にとってこれが球団新記録となる今季8本目の満塁アーチ被弾となった。

 シューメーカーは気落ちしたのか、続く中村にも左前打を許すと、オスナを三振に打ち取った後で長岡はストレートの四球で歩かせて2死一、二塁とすると、ここで原監督がたまらずベンチを出て投手交代を告げた。

 投球内容は3回2/3で打者17人に対して66球を投げ、3安打4失点。4三振を奪い、3四球1死球、直球のMAXは150キロだった。

 6月25日のヤクルト戦(神宮)では6回途中4失点ながら3回までに大量6点の援護をもらったこともあって来日初連勝となる4勝目をマーク。7月は1日の広島戦(マツダ)で5回途中5失点、7日のヤクルト戦(東京D)では来日最短となる3回途中5失点と2試合連続で敗戦投手となっていた。

 ▼シューメーカー 立ち上がりは調子が良かったけれど、4回の四死球からの一発で相手に点を与えてしまい本当に不甲斐なかった。野手が先制してくれていい流れを作ってくれたのに守り切れずマウンドを降りてしまいチームに申し訳ないです。

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