ロッテ・小島 2カ月ぶり白星でチームの連敗3でストップ 今季最長8回1失点

[ 2022年8月7日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ2―1西武 ( 2022年8月6日    ベルーナD )

<西・ロ>7回、愛斗を打ち取りグラブを叩く小島(撮影・久冨木 修)    
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 ロッテ・小島の気持ちが入った一球だった。2―1の8回2死二塁。145キロ直球で森のバットを二ゴロに詰まらせ、拳を突き出した。珍しく感情をむき出しに。「(マウンドに)行かせてもらった監督、投手コーチにそういう姿を見せたかった」と振り返った。

 今季最長の8回を投げ、6安打1失点。6月10日のDeNA戦以来6試合ぶりの2勝目で、チームの連敗を3で止めた。「本当は投げるはずじゃなかったのにもらったチャンス」。昨季10勝を挙げ、今季は先発の軸を期待されながら15試合で1勝7敗。6回途中4失点の前回7月30日のオリックス戦後に2軍再調整を命じられた。

 自身の登板試合を映像で見直して、「頼りなさそうに投げていた」と反省。この日は2軍戦登板の予定だったが、コロナ禍で「特例2022代替選手」として中6日で先発が回ってきた。2回に山川に145キロ直球を左越えソロとされたが、4回無死三塁では山川を低めのスライダーで空振り三振。中村、オグレディも凡打に仕留めた。「技術じゃない」と気持ちで抑えた。

 浦和学院2年の春、甲子園で頂点に立った。その頃の貪欲さを取り戻した。井口監督も「強気に投げ込んでくれた」とうなずいた。負ければ首位・西武に7・5ゲーム差となる危機を切り抜けた。(君島 圭介)

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2022年8月7日のニュース