斎藤佑樹氏 甲子園での始球式振り返り「マウンドから見える景色は16年前と何も変わらなくて」

[ 2022年8月7日 21:20 ]

開幕戦の始球式を行う斎藤佑樹さん(撮影・藤山 由理)
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 早実のエースとして06年夏の甲子園を制した元日本ハムの斎藤佑樹氏(34)が7日、自身のインスタグラムを更新し、6日に甲子園で第104回全国高校野球選手権大会の始球式を務めたことへの思いをつづった。

 斎藤氏は始球式の写真を投稿し「2022年 甲子園 始球式 夏の甲子園にお客さんが帰ってきました。この日を迎えるためにご尽力されてきた関係者の皆さんのとても晴れやかな表情が印象的でした。そして、なんと言っても選手の皆さん。とてもいきいきとしていました。日大三島の1番バッター京井選手、国学院栃木の盛永投手と僕の球を受けてくれた武田捕手、みんな本当に輝いていて僕の目にもまぶしかったです」とした。

 また、「マウンドから見える景色は16年前と何も変わらなくて。でも、もう一度この場所に立たせていただけたからこそ、気付いたこともあります」とつづり、それは「100年以上もの間大切に守られてきた伝統とスピリット。そして、それを支える皆さんの熱意があるからこそ高校野球はこんなにも愛される日本の文化になっていったのだ、と。これからも高校生の笑顔があふれる大会であり続けるために、守るべき伝統をしっかりと守り、時代とともに変わらなくてはいけない部分は、どんどん新たな視点を取り入れていく。僕ももっと深く野球を学び、多角的に捉えて恩返しをしていきたいと思います」と誓った。

 6日の始球式で斎藤氏はマウンドで一礼し、独特のフォームで速球を披露。「この日のために練習してきた成果は出せたかなと思います」とコメントした。斎藤氏は06年夏の甲子園で、田中将大(現楽天)を擁する駒大苫小牧を決勝再試合の末に破り、早実を初優勝に導いた。青色のハンカチで汗を拭うことから「ハンカチ王子」と呼ばれ、同年の新語・流行語大賞のトップテンにも選ばれた。

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2022年8月7日のニュース