主将だけの開会式入場行進 高松商・浅野「やはり、みんなと行進したかった」

[ 2022年8月7日 04:00 ]

第104回全国高校野球選手権大会 開会式 ( 2022年8月6日    甲子園 )

<開会式>入場行進する高松商・浅野主将(撮影・成瀬 徹)
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 3年ぶりの有観客開催となった夏の甲子園大会の開会式は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、各校の主将だけの入場行進となった。

 高校通算64本塁打を誇る高松商のプロ注目スラッガー・浅野翔吾主将(3年)は「やはり、みんなと行進したかったなと思います」と残念がった。選抜準優勝投手で、今秋ドラフト上位候補にも挙がる近江・山田陽翔主将(3年)は「滋賀県の他の高校の分に加え、開会式に出られない17人の思いも背負って歩きました」と胸を張って、甲子園の土を踏んだ。

 大会直前にコロナの集団感染と判断された県岐阜商、浜田、帝京五、有田工、九州学院と、複数の体調不良者が確認されている九州国際大付の6校は開会式の欠席を余儀なくされた。市西宮(兵庫)の式典誘導係が、担当校のプラカードを持って行進した。

 昨年優勝の智弁和歌山・岡西佑弥主将(3年)は「一番先頭で優勝旗を持って歩くことができて、うれしかった。でも他の選手も歩きたかったと思う。自分が代表として、しっかり歩こうという気持ちでした。もう一度、優勝旗を和歌山に持って帰りたい」と連覇への誓いを新たにした。史上最多を更新する3度目の春夏連覇、98年横浜(神奈川)以来、史上2校目の秋春夏3冠を狙う大阪桐蔭・星子天真主将(3年)は「やっと大会が始まるなという気持ちです。自分たちへの拍手も少しだけ他よりも大きく聞こえました。注目されているんだなと思いました」と気持ちを高めた。 (鈴木 光)

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2022年8月7日のニュース