旭川大高 また「大物」と対戦!奥川擁した星稜に続き3年ぶりの聖地で大阪桐蔭と対戦

[ 2022年8月4日 04:30 ]

第104回全国高校野球選手権大会組み合わせ抽選 ( 2022年8月3日    大阪市内 )

対戦が決まりガッツポーズする、大阪桐蔭の星子天真主将と旭川大高の広川稜太主将
Photo By 代表撮影

 北北海道代表の旭川大高が、またも大物を引き当てた。第5日第1試合で大阪桐蔭と対戦。前回出場した19年も奥川(現ヤクルト)がいた優勝候補の星稜(石川)と当たり、0―1で惜敗した。当時の先輩から「星稜だけは引くなよ」と激励されて臨んだ抽選会で、秋春夏と全国3冠を狙う優勝候補とのカードが決まった。

 広川稜太主将(3年)は「驚きが一番大きい。強いという印象しかない。うれしい気持ちもあるが、一番当たりたくない相手だった」と衝撃を隠さなかった。甲子園で過去6戦6敗、就任30年目で悲願の初勝利を目指す端場雅治監督(53)も「できればやりたくない」と苦笑いした。

 現校名では最後となる夏の甲子園。白星を指揮官に贈るというナインの思いは変わらない。広川主将は「周りは絶対に大阪桐蔭が勝つと思っていると思うが、粘り強く最後に1点多く取れるように戦いたい」と誓った。

 最速146キロ左腕の前田悠伍(2年)ら高校トップ級の選手がそろうタレント軍団相手にも、名前負けするつもりはない。「甲子園とか、大阪桐蔭という意識は持たず、今までやってきたことを信じて普段通りやることが一番」と自分に言い聞かせるように話した。

 前回出場時は守りの堅いチームだったが、今年は「全てにおいて平均点よりちょっと上のチーム」と端場監督は評する。「基本はなるべく点をやらず、点数を取れるとこできちんと取る野球だが、それでは勝てない。何かを考えなければ」と“秘策”に思いを巡らせた。93年以来29年ぶりの甲子園勝利へ。6日間万全の準備をし、3年前には届かなかった金星を挙げる。

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