中日・大島、セ最多タイの6安打も惜敗 打率首位にも「シーズンが終わってから」

[ 2022年8月4日 04:45 ]

セ・リーグ   中日7-9ヤクルト ( 2022年8月3日    神宮 )

<ヤ・中>9回、大島がこの試合6本目の安打を放つ(撮影・村上 大輔)
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 中日の大島が2リーグ制以降ではセ最多タイとなる1試合6安打を記録。阪神・大山が18年9月16日のDeNA戦で放って以来で、中日選手では初めての快挙だった。

 初回にサイスニードから左翼線に二塁打を放つと、2回に中前打。4回にも中前打。5回に左前に落とし、7回にも左腕の久保から左前へポトリ。9回にもマクガフから一、二塁間をゴロで破った。

 6打数6安打で、打率も試合前の・316から一気に・329まで上げてリーグトップに浮上。「トップに立ったことはいいですが、そのことについてはシーズンが終わってから考えたいです。それより、あした勝てるようにまた頑張ります」。ヤクルトよりも1本多い16安打を放ちながらの惜敗に、笑顔はなかった。

 左方向へ3本、中堅へ2本、そして右へ1本。ヤクルト村上の5打席連続本塁打のような柵の向こう側に放り込む派手さはないものの、神宮球場のフェアゾーンすべてを使い切る、まさに大島らしいヒットメーカーの本領発揮となる大記録だった。(畑野 理之)

 《1試合最多は大下の7安打》大島(中)が6打数6安打の固め打ち。ゲーム6安打以上は18年9月16日大山(神)のDeNA戦6安打以来4年ぶり10人目。中日では初めて。最多は49年11月19日、大下弘(東急)の大陽戦7安打で、大島は歴代2位タイ。ゲーム6打席連続は2リーグ制以降の最長タイで、大山に続くもの。プロ野球記録は前出大下の7打席連続。

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2022年8月4日のニュース