西武・森　2打席連発でチームは連勝！堅首　今季最多タイの貯金8

パ・リーグ   西武3―1オリックス （ 2022年8月3日    ベルーナD ）

＜西・オ＞5回、2打席連発のソロを放ちナインに出迎えられる森（撮影・久冨木　修）　　　　
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　お立ち台の最後。夏休み期間でもあり、西武・森は子供たちへのメッセージを求められた。「山川さんみたいに太ってなくてもホームランは打てます」。身長1メートル70の正捕手が少年少女へのお手本のような2発を放ち、チームを勝利に導いた。

　まずは3回1死。相手は左腕の宮城で2ボール1ストライクとなった。打者有利のカウントで直球を狙ったが投じられたのはスライダー。上体は前に出された。ここで左足を後ろに引いて右肩の開きを一瞬抑える。最後は右手一本でミートし「バットに乗った」という打球は切れることなく右翼ポール際へ。19年に首位打者に輝いた男が、さすがの対応力で3号ソロを放った。

　5回2死では同じ宮城から今度は「理想の形」という4号を放つ。144キロ直球を強振して逆方向の左中間に運び、20年7月30日のソフトバンク戦以来の2打席連発。ともにリードを2点に広げるソロに辻監督も「向こうのダメージは大きかっただろう」と評した。

　首位のチームは連勝で今季最多タイの貯金8とした。「寒いより暑い方が好き。体が動く」と森。正捕手を中心に首位固めを狙う。（山田　忠範）