大谷翔平 「自分で打っていれば勝てた」自己ワースト3連敗で7敗目、途中交代は「右前腕のけいれん」

[ 2022年8月4日 13:31 ]

ア・リーグ   エンゼルス―アスレチックス ( 2022年8月3日    アナハイム )

<エンゼルス・アスレチックス>6回の、マーフィーに勝ち越し2ランを浴びて厳しい表情の大谷(撮影・大森 寛明)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(28)は3日(日本時間4日)、本拠地エンゼルスタジアムでのアスレチックス戦に「2番・投手兼DH」で今季18度目の投打同時出場。勝ち越し2ランを被弾し、6回途中3失点で、7敗目を喫した。登板試合の3連敗は日米を通じ自身ワーストで、またも、1918年のベーブ・ルース以来104年ぶりとなる同一シーズン「2桁本塁打&2桁勝利」は持ち越しとなり、連続試合2桁奪三振も「6」でストップ。右前腕のけいれんで、7回の打席で代打を送られて途中交代となった。エ軍は1―3で敗れた。

 大谷は試合後、同点の3回1死二、三塁の第2打席は三直、1点を追う5回1死二塁の第3打席は遊ゴロだっただけに「自分で打っていれば勝てた」と話した。途中交代については、降板後に右前腕がつったようになったと言い、「足がつりそうな感じと一緒。中(ベンチ裏)で打とうとした時につりそうになった。いけそうではありましたけど大事を取って。降板して次の打席に向けた準備の中で」と説明した。

 自身初の10勝目に向けてマウンドに上がり、初回は2三振、2回は1三振を奪い3者凡退に抑えた。3回は1死からマシーンに右前打されたが、ボルト、ケンプを連続三振に仕留めた。4回は三ゴロ失と暴投で無死二塁とし、マーフィーに右前適時打され失点したが、その後はブラウンから空振り三振を奪うなど追加点を許さなかった。5回は2安打されたが、1三振を奪い無失点に抑えた。しかし、同点に追いついた直後の6回無死一塁からマーフィーに左越え2ランを浴びて勝ち越し点を許し、2死一、二塁としたところで降板した。5回2/3、99球を投げ、7安打3失点(自責2)、7奪三振だった。

 打っては、初回の第1打席はア軍の先発右腕カプリーリアンの前に空振り三振、3回1死二、三塁の第2打席は三直、5回1死二塁の第3打席は遊ゴロで、7回2死の場面で代打を送られて試合を退いた。

 前回登板の7月28日(同29日)のレンジャーズ戦では「1番・投手兼DH」で先発。6回を投げ、6試合連続2桁三振となる11三振を奪い、8安打2失点と好投したが、打線の援護なく6敗目を喫していた。

 これで通算成績は、投手は18試合で9勝7敗、防御率2・83、打者は101試合で375打数95安打、打率・253、22本塁打、62打点、11盗塁となった。

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