大谷翔平 「3点取られたら、なかなか勝つチャンスはない」冷静に現在のチーム状態を分析

[ 2022年8月4日 15:38 ]

ア・リーグ   エンゼルス1―3アスレチックス ( 2022年8月3日    アナハイム )

試合後の会見に臨む大谷(撮影・柳原 直之)
Photo By スポニチ

 エンゼルスの大谷翔平投手(28)は3日(日本時間4日)、本拠地エンゼルスタジアムでのアスレチックス戦に「2番・投手兼DH」で今季18度目の投打同時出場。勝ち越し2ランを被弾し、6回途中3失点で、7敗目を喫した。登板試合の3連敗は日米を通じ自身ワーストで、またも、1918年のベーブ・ルース以来104年ぶりとなる同一シーズン「2桁本塁打&2桁勝利」は持ち越しとなり、連続試合2桁奪三振も「6」でストップ。「右前腕のけいれん」で7回の打席は代打を送られて途中交代となった。エ軍は1―3で敗れた。

 3度目の挑戦も、10勝目の壁にはね返され、「もどかしさはもちろんありますし、チームは結果的に負けているので。3点取られたられたら、なかなか勝つチャンスは今のところないかなと思いますし。先制点を取られたらやっぱりなかなか厳しい展開になってしまうので。一番は先制点をあげないのが一番かなと思います」と振り返った。そして、1失点の重みについて「基本的にやることは変わらないですけど。もちろんロースコアのゲーム、勝負になっているのはみんな理解していますし。そこを勝ち抜くためのピッチングをしたいと思っているので。今日はそこができなかったかなと思います」を話した。今後に向けては「長いイニングももちろん大事ですけど、一番はゼロでいくっていくっていうのが今のところ(大事)。単純にゲームをつくれば試合に勝てるかと言ったら、今はそういう時期でもないので。最初からあまり先のことを考えずに、ゼロで並べていくことが一番大事かなと思います」とした。

 3回まで無失点に抑えたが、4回に三ゴロ失と暴投で無死二塁とし、マーフィーに右前適時打されて先制点を許した。味方打線が同点に追いついた直後の6回無死一塁からはマーフィーに左越え2ランを浴び、2死一、二塁としたところで降板した。5回2/3、99球を投げ、7安打3失点(自責2)、7奪三振だった。打っては、初回の第1打席はア軍の先発右腕カプリーリアンの前に空振り三振、3回1死二、三塁の第2打席は三直、5回1死二塁の第3打席は遊ゴロで、7回2死の第4打席で代打を送られて途中交代した。これで通算成績は、投手は18試合で9勝7敗、防御率2・83、打者は101試合で375打数95安打、打率・253、22本塁打、62打点、11盗塁となった。

続きを表示

この記事のフォト

2022年8月4日のニュース