九州国際大付、初戦は第6日に明徳義塾と 楠城監督「攻撃的な野球ができれば」

[ 2022年8月4日 06:00 ]

第104回全国高校野球選手権大会組み合わせ抽選 ( 2022年8月3日    大阪市内 )

ガッツポーズの九州国際大付・中上副主将(右)と明徳義塾・池辺主将
Photo By 代表撮影

 第104回全国高校野球選手権大会(6日から17日間、甲子園)の組み合わせ抽選会が3日、大阪市内で開かれた。春夏連覇へ挑む大阪桐蔭は旭川大高(北北海道)との初戦が決定。九州国際大付(福岡)は第6日の第3試合で明徳義塾(高知)とぶつかる。明豊(大分)は初日に登場し、樹徳(群馬)と対戦する。5日には開会式のリハーサルが行われる。

 春のセンバツ8強で、夏も優勝候補の一角を占める九州国際大付が、初戦から名将・馬淵史郎監督が率いる明徳義塾とぶつかることになった。楠城徹監督はプロ野球のスカウト時代から何度も明徳義塾のグラウンドに足を運んできたとし、「ザ・高校野球の監督というイメージがある馬淵さんと、一度は戦ってみたいと思っていました。凄くうれしいです」と“難敵”との対決を心待ちにした。

 まずまずの日程となった。大会初日の3試合目だけは避けたかった。16年の夏に、初日の第3試合で盛岡大付(岩手)に敗れた。開会式後の3試合目は調整が難しいという。プロ注目の野田海人捕手(3年)に代わってクジ役を務めた副主将の中上息吹(3年)は「1日目は引かないでくれと言われていたので、よかった」とほっとした表情。楠城監督は「気に入っています」と喜んだ。

 大会出場を逃した花巻東(岩手)の佐々木鱗太郎らとともに、2年生スラッガーとして注目を集める佐倉侠史朗(きょうしろう)は福岡大会で2試合連発など3本塁打。プロ注目の野田、黒田義信(3年)らタレントがそろう。投手陣はエースの香西一希(3年)が体調不良で福岡大会で途中離脱する中、池田悠舞(2年)が台頭し投打に充実して甲子園に乗り込む。指揮官は「小細工できる相手じゃない。攻撃的な野球ができれば」と意気込んだ。(杉浦 友樹)

 《明徳義塾・池辺主将「目の前の相手に集中」》3大会連続22度目の出場を誇る名門・明徳義塾(高知)は、第6日の第3試合で九州国際大付と対峙(たいじ)する。池辺由伸主将(3年)は「とにかく一戦必勝でまずは目の前の相手に集中して、去年のベスト8を越えられるように、そして全国制覇できるように」と気合十分。02年以来、同校2度目の全国制覇を目指す。

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