巨人・山崎伊織 圧巻のプロ3勝目 猛虎打線を8回3安打無四球で零封 自らタイムリーも

[ 2022年8月4日 20:45 ]

セ・リーグ   巨人7―0阪神 ( 2022年8月4日    東京D )

<巨・神>力投する山崎伊 (撮影・白鳥 佳樹)
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 巨人の2年目右腕、山崎伊織投手(23)が阪神戦(東京D)に先発登板。大量援護とバックの再三の好守にも助けられて8回3安打無失点と好投し、5月18日の広島戦(東京D)以来78日ぶりとなる待望のプロ3勝目をマークした。

 初回、2回をともに3者凡退で立ち上がると、2回には中田、大城、中山に続いて4者連続適時打となる右前打を放つなど、この回打線が打者11人の猛攻で5得点。直後の3回には連打で無死一、二塁のピンチを招いたが、中田の好守と自らの好フィールディングもあって失点を免れた。

 その後も大量リードに守られて順調に無失点のままイニングを重ね、5回、6回、7回、8回と4イニング連続で3者凡退。8回をわずか3安打無四球の無失点で投げ切り、プロ初完投と初完封は次回以降にお預けという形で降板した。

 投球内容は8回で打者26人に対して109球を投げ、3安打無失点。5三振を奪い、四死球なし。直球のMAXは初回に出た148キロだった。

 明石商、東海大を経て2020年ドラフト2位で巨人入り。プロ入りする前の同年6月に右肘のじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けた影響でルーキーイヤーの21年は登板がなかったが、プロ2年目の今季は開幕ローテーション入り。4月28日のDeNA戦(横浜)でプロ初勝利を挙げた。2勝目を挙げてから序盤での大量失点KOが続き、2軍での再調整も再三経験したが、7月8日のDeNA戦(東京D)ではプロ最長の7回を投げて4安打1失点と好投。前回登板した同15日の広島戦(東京D)では初回に秋山から日本球界復帰後1号となる2ランを打たれたものの5回7安打2失点と踏ん張ったが、ともに打線の援護に恵まれず白星を逃していた。

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