巨人・原監督 初完封の戸郷「あの球数の中でね…非常に明るい材料ですね」中田弾「貴重な1点」

[ 2022年7月12日 21:38 ]

セ・リーグ   巨人4―0阪神 ( 2022年7月12日    甲子園 )

<神・巨> 完封勝利を挙げ、原監督に労われる戸郷(左)(撮影・後藤 大輝) 
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 巨人が真夏の9連戦初戦となった伝統の一戦を制し連敗(引き分けを含む)を3で止め、再び貯金を1とした。先発の戸郷翔征投手(22)は133球を投げ抜きプロ4年目で初となる完封勝利で早くも自己最多に並ぶ、そしてリーグトップタイとなるシーズン9勝目を挙げた。

 試合後、原辰徳監督(63)は戸郷がプロ初完封で9勝目を挙げたことに対して「まあとても球数が多いピッチャーという部分でね。今日もまだまだ反省するところはありますけど、そういう意味ではあの球数の中でね、しっかり完封できたというのは非常に明るい材料ですね」と評価した。

 原監督との一問一答は以下の通り。

 ――戸郷がプロ初完封勝利。

 「比較的に変化球でカウントを取れたり、(直球と)両方で勝負ができたという部分では非常によかったと思いますね。どちらかというと、コントロールという部分では、まだまだ手放しで、というところではないんですけど、良かったと思いますね」

 ――戸郷はカーブをうまく使って。

 「そうそうそう。左打者の時のこっち側(インコース側)のカーブが良かったね。ちょっとあの、向こうの5番バッター(大山)にはちょっと投げづらそうにしてましたけどね」

 ――8回120球までいってましたが。

 「あの、ピッチングコーチと話をして、『いかしてくれ』『分かった』と」

 ――そこは一つ壁を乗り越えて来いという。

 「そうですね」

 ――プロ初完封でまた一つ壁を乗り越えて。

 「まあとても球数が多いピッチャーという部分でね。今日もまだまだ反省するところはありますけど、そういう意味ではあの球数の中でね、しっかり完封できたというのは非常に明るい材料ですね」

 ――そこは今年の戸郷がスタミナ面で成長している点。

 「まあ、今年のというかね、本当に途上ですから。そういう意味ではこれをいいステップ台にするというかね。そういうふうに考えてもらいたいですね」

 ――昨季から課題に挙げてきた対左で被打率が2割1分台と抑えている。

 「おお、そうですか。右は?」

 ――2割6分超えてます。

 「お~、まあ、そんなにね、苦手意識をつくれていないというのはいいんじゃないでしょうか」

 ――阪神には2試合ですが17イニング無失点。

 「そう。まあ、何とも…。そうですかとしか言えないね(笑い)」

 ――打線は本塁打2本で4得点。

 「まあ、初回に4番バッターが倒れてという形で2アウト。あそこは5番バッターが4番バッターを救ったというか。非常に価値ある大きな3ランだったと思いますね」

 ――ポランコは最近いい当たり増えてきた。

 「そうですね。そうですね」

 ――中田も貴重な1点のソロ。

 「そうですね。3点先制して次の1点がどっちに入るかは重要ですよね。そういう意味では貴重な1点が我が軍に入ったということですね」

 ――岡本も当たり自体は戻ってきた。

 「そうそうそう。そうそうそう。まあ、明日は打つよ」

 ――明日は西勇と対戦。どんなゲームにしてきたいですか。

 「やっぱり1点を争うというゲームになると思いますので、そこはしっかり集中力を持って、この甲子園という舞台でいいプレーができるようにしたいと思います」

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