市立習志野 「美爆音」が帰ってきた!接戦も勝利後押し

[ 2022年7月12日 20:15 ]

全国高校野球選手権千葉大会2回戦   市立習志野3―2市川 ( 2022年7月12日    ZOZOマリン )

<市川・市立習志野>「美爆音」で知られる市立習志野吹奏楽部の野球応援(撮影・藤山 由理)
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 あの「美爆音」が帰ってきた。

 市立習志野吹奏楽部による野球応援は全国屈指。今大会は50人の制限が設けられたが、3年ぶりに現地での演奏が解禁された。顧問の海老沢博さんは「いつもなら部員全員でやっていた。私たちは楽器を奏でてなんぼなので。こういう経験を全員にさせてあげたい」。ルール上問題がないことを確認し、数イニングごとに演奏する部員を入れ替えることに。「まだ戸惑いもあると思うが、応援の伝統みたいなものが受け継がれていくことをうれしく、楽しみに思っている」と、目を細めた。

 野球応援に憧れ入部する者も少なくない。部長の七海歩夢さん(3年)もそのうちの一人だ。最初で最後の念願の舞台。前日は「楽しみもあったけれど、不安な気持ちでいっぱいだった」。それでも「応援を楽しみにしてくれている人も多い。その期待に答えたい」。堂々と演奏を披露した。8回、勝ち越し打を放った成嶋来晟(3年)は「音が大きくて気持ち良かった。やりやすい環境で後押しされた」と、「美爆音」の力を実感。「演奏できるのは50人。その中で部員186人全員の気持ちを込めて野球部に届けていく」。市立習志野吹奏楽部、伝統の夏が始まった。(藤山 由理)

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