中日・松葉、コロナ陽性で代役に高橋宏浮上　15日からの阪神戦で甲子園凱旋も

中日・高橋宏

　中日は11日、松葉貴大投手（31）が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと発表した。10日に体調不良を訴え、11日に名古屋市内の病院でPCR検査を受診していた。これを受けてチーム内でスクリーニング検査を実施した。

　松葉は8日の広島戦では6回2失点に抑えて4勝目。12日のヤクルト戦から始まる今季初の9連戦でも先発を見込まれていただけに立浪監督も先発陣のやりくりに頭を抱えそうだ。

　代役に浮上するのは高橋宏だ。7日のDeNA戦に先発して7回無失点、90球を投げ、翌8日に出場選手登録を外れた。本来なら18日までは再登録不可でも、新型コロナウイルス感染拡大防止の「特例2022」を適用すれば10日間を待たずに再登録できる。

　11日もバンテリンドームでの投手練習に参加しており、コンディション的にも問題はなさそうだ。松葉の離脱で空いた15日からの阪神3連戦に回れば、中京大中京3年夏の交流試合で智弁学園を10回3失点に抑えて完投勝利して以来、プロでは初めての甲子園マウンド。一度登板が組まれた今年4月は雨の影響で流れ、思わぬ形で聖地凱旋が巡ってくる。

　12日のヤクルト戦は笠原が先発。「（ヤクルトは）たくさんコロナが出ていますが、首位チームですし、自分のピッチングを心がけるだけです」。6月にコロナ感染を経験しただけに復帰戦に集中した。