都新宿 「日本一の文武両道」目指しコールド発進 超難関大学合格者を多数輩出の進学校が13安打7得点

[ 2022年7月12日 05:30 ]

第104回全国高校野球選手権東東京大会・2回戦   都新宿7ー0都小松川 ( 2022年7月11日    神宮 )

<都小松川・都新宿>7回無失点で完封した都新宿の青柳光祐(撮影・西川 遼)
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 「日本一の文武両道」。都新宿が目指す最終目標だ。東大など超難関大学合格者を毎年多数輩出する進学校。その一員でもある野球部も、目標達成の初戦を13安打7得点の7回コールドで決めた。

 冷静かつ堅実に。頭脳派チームは、リードを広げても浮つくことはなかった。2―0の7回に1点を加え、なお無死満塁。6番・平林優希(3年)が確実にスクイズを決めた。敵失が絡み2点を加えるなど、計7安打を集めて一挙5得点のビッグイニング。田久保裕之監督は「(スクイズは)普段はあまりやらないが、相手投手のコントロールが良く、逆にストライクゾーンに来るかなと」とサインを冷静に実行したナインを称えた。

 投げては先発・青柳光祐(3年)が、133球の熱投で5安打完封。コールド勝ち目前の7回に2死満塁のピンチを招いたが「9回までやって最後に勝っていれば良いと思って投げた」とここでも冷静に状況判断して、後続を抑えた。

 文武両道の精神で、どこが相手でも乱されない。「新宿スタイル」で、昨年敗退した3回戦の壁に挑む。(西川 遼)

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2022年7月12日のニュース