ヤクルト・村上、チームスワローズの「中心に僕がいることは自覚している」 コロナで苦境のチーム守り抜く

[ 2022年7月12日 05:30 ]

練習を終え引きあげる村上(撮影・村上 大輔)
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 ヤクルト・村上の言葉は頼もしく、力強かった。3日間で計27人が新型コロナウイルスに感染する非常事態。「こういう時だからこそ、一致団結してやることで力は大きくなる」と語った22歳は「その中心に僕がいることは自覚している。チームを勝たせられるような打撃をしたいです」と熱い言葉を続けた。

 マジック「49」を点灯させているチームをコロナ禍が襲い9、10日の阪神戦が中止。高津監督ら首脳陣6人、山田、青木ら1軍選手15人が感染した。それでも前に進むしかない。12日の中日戦(豊橋)に向け、この日は感染拡大防止のため神宮外苑で投手、野手が分散して調整。村上は「レギュラーが6、7人いなくなったけど僕らはチームスワローズ。目の前の試合を全員で戦う」と誓う。

 2位・巨人に13ゲーム差をつけて首位を独走しているものの、12日に引き分け以下でマジックが消える可能性もある。29本塁打&79打点は両リーグトップの主砲は「コロナにかかった選手全員に伝えたいことは、この順位を守り抜く、しっかり粘ることを約束したい」と力を込める。非常事態に陥ったことで、リーダーとしての自覚がより強くなった村上が、言葉で、そしてバットでチームを救う。(青森 正宣)

 ≪引き分け&DeNA勝利でマジック消滅≫首位を独走しているヤクルトだが、12日の結果次第で優勝マジックが消滅する可能性がある。中日に敗れた場合はDeNAが広島に勝つか引き分け、引き分けた場合でもDeNAが勝つと自力Vが復活し、マジックが消滅する。

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