メジャーの球宴がピンチ？　ドジャー・スタジアムの売店従業員が反旗　スト権行使の投票で99％が賛成

サンディ・コーファックス氏の銅像が設置されたドジャー・スタジアムの入り口（AP）
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　オールスターゲーム（19日）の舞台となるロサンゼルスのドジャー・スタジアム内の売店で働く飲食店関連などの従業員1500人が、ストライキ権行使の賛否を問う投票を実施。99％が賛成票を投じた。

　AP通信やスポーツ専門局のESPNが11日に報じているもので、現時点ではいつストライキに入ってもおかしくない状況。ドジャースは球宴前までロード5連戦を消化するために当座の影響はないものの、同球場では16日にマイナー有望選手によるフューチャーズゲーム、18日にはホームランダービーなどのイベントが行われるため“労使紛争”となった場合には大きな影響が出るおそれがある。

　待遇改善を求めているのは1500人。ロサンゼルスのホテル、レストラン、アリーナなどの従業員が加入している労組「UNITE　HERE　LOCAL11（3万2000人が加入）」のメンバーで、シカゴに本社がある雇用主の「レビー・レストラン」に対して「公正で新たな契約を結ぶように」と求めたもの。同労組のスーザン・ミナト委員長は「彼らはこの業界を支えているのに、その多くが生活に苦しんでいる。このような条件下で労働を続けてはいけない」と語っており、大リーグの選手会側も全面支援する姿勢を見せている。