滋賀学園・鈴木蓮 2安打も初戦で散る 高校通算29本の大砲「プロ一本で」志望届提出を明言

[ 2022年7月12日 06:00 ]

第104回全国高校野球選手権滋賀大会・1回戦   滋賀学園3-5伊吹 ( 2022年7月11日    マイネットスタジアム皇子山 )

<滋賀学園・伊吹>伊吹に敗れ、悔しがる滋賀学園・鈴木(中央)(撮影・坂田 高浩)
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 第104回全国高校野球選手権大会(8月6日から14日間、甲子園)の出場校を決める地方大会は11日も各地で熱戦があり、滋賀大会では同候補の滋賀学園・鈴木蓮内野手(3年)が2安打実らず初戦で姿を消した。

 今秋ドラフト候補に挙がる滋賀学園の鈴木蓮は6番一塁でフル出場し、5打数2安打1打点は実らず、不完全燃焼のまま初戦で姿を消した。

 「負けた瞬間は頭が真っ白で…。相手の校歌を聞いた瞬間、負けたと実感した」

 6回1死二塁で一時は勝ち越しの二塁打を左翼へ。延長11回1死二塁からの左前打も及ばなかった。2回無死一塁では痛恨の投ゴロ併殺打。次打者が二塁打を放っただけに「あそこで一本出ていれば…」と悔やんだ。

 遊撃、三塁も守れる高校通算29本塁打のスラッガーを2球団が視察。ロッテの三家和真スカウトは「積極的に若いカウントから振りながら合わせていけるのが特長」と評価した。「プロ一本でいこうと思います」と志望届提出を明言し、「この3年間、あそこでもっとやっておけば良かったと思うことはありません」と最後はすがすがしく高校野球生活を振り返った。

 ◇鈴木 蓮(すずき・れん)2004年(平16)7月18日生まれ、大阪府門真市出身の17歳。幼稚園年少から野球を始め、沖小1年から門真タイガースに所属。門真第二中では大東畷ボーイズでプレー。滋賀学園では1年夏から背番号16でベンチ入りし、同秋からレギュラー。高校通算29本塁打。遠投120メートル、50メートル走6秒1。1メートル83、83キロ。右投げ右打ち。

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2022年7月12日のニュース