巨人・戸郷「絶対やり返してやるぞ」で6回1失点 前回、3回途中6失点KOされたヤクルトに雪辱

[ 2022年7月5日 21:26 ]

セ・リーグ   巨人4―1ヤクルト ( 2022年7月5日    東京D )

<巨・ヤ>笑顔でタオルを掲げる大城(左)と戸郷 (撮影・白鳥 佳樹)
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 巨人の戸郷翔征投手(22)がヤクルト戦(東京D)で6回4安打1失点と好投。6月10日の楽天戦(楽天生命パーク)以来3試合&25日ぶり、リーグ最多タイとなる今季8勝目(3敗)をマークした。

 前回登板した6月26日のヤクルト戦(神宮)では今季初の中4日でマウンドに上がり、3回までに大量5点の援護をもらいながら今季最短の3回途中6安打6失点(自責5)KO。チームは壮絶な打ち合いの末10―11で敗れ、球団史上最速の自力V消滅となった。その悔しさを胸に秘め、中8日で上がったマウンド。初回に1点先制を許したが、その裏に打線が5連打で3点を奪って逆転すると、戸郷もこれに応えて追加点を許さなかった。

 試合後、お立ち台に上がった戸郷は「いやもう、あのー…。前回、野手の方たちがたくさん点を取ってくれて始まった試合だったんですけど、大事な試合を落としてしまって。残念な気持ちというか、次、絶対やり返してやるぞっていう気持ちできょう来ました」と第一声。1点先制された直後の初回先頭から5連打で3点取ってもらったことについて聞かれると「いや、もう。いっつも野手の方に助けられているんで、なんとか恩返しをしたいですけど、まだ…はい、できてないですけど…頑張ります!」と決意に満ちた笑みを浮かべた。

 投球内容については「う~ん」とうなり「いいところは1個もなかったんで、あの…。なんとか1球1球、気持ちを入れながら投げた結果が1失点という結果につながったんで、あのー…。ホッとしてます」と戸郷。6回には村上、青木に連続四球を与えて無死一、二塁のピンチを招いたが、中村を併殺打に仕留めた後、オスナにはこの日最速の151キロを2球続けて遊飛に打ち取り、得点を許さなかった。「いや、もうこの回、なんとしても抑えるぞという気持ちで、ファンの方の声援で抑えられました!」と声を張り上げ、打線だけでなくG党にも感謝。次の登板へ向けては「1試合1試合が大事な試合になってくるんで、なんとかチームに勝ちをもたらせられるように、毎試合毎試合頑張ります!」と力強かった。

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