日本ハム「皆に感謝。良い登板だった」ポンセ7回1失点快投も延長10回サヨナラ負け…日本1勝またお預け

[ 2022年7月5日 21:15 ]

パ・リーグ   日本ハム1―2Xロッテ ( 2022年7月5日    ZOZOマリン )

<ロ・日>8回1死、清宮は三振に倒れベンチに戻る。左は新庄監督(撮影・長久保 豊)
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 日本ハムの新外国人ポンセ投手(28)は5日、ロッテ戦(ZOZOマリン)に通算4度目の先発。4回には無死満塁の大ピンチを背負うも無失点で切り抜け7回91球を投げ1失点と快投したが、またしても来日初勝利はお預けとなった。チームは延長10回に4番手・ロドリゲスが荻野にサヨナラ打を浴び連敗、借金19となった。

 延長10回、先頭の山口の出塁を許すと、代走・和田に初球盗塁を許す。そして続く小川に絶妙の送りバントを決められ1死三塁に。最後はロドリゲスが6球目のスライダーを荻野にうまく左中間に運ばれサヨナラ負けを喫した。

 好投も来日初勝利がまたお預けとなったポンセは「今日の好投は石川の好リードによって引き出されたと思います。木村選手や近藤選手を筆頭に、野手陣の好守備にも助けられたので、チームメイトの皆に感謝したいです。終盤に、少し甘く入った球を打たれてしまいましたが、全体的には良い登板だったと思います」と前を向いた。

 来日初勝利を目指し4度目のマウンドに上がった新外国人右腕ポンセが“変身”した。前回6月26日のソフトバンク戦まで投球するたびにロングヘアーをなびかせていたポンセ。しかし、この日は帽子の下に鮮やかな黄色い何かを巻き、髪はドレッドヘアのように何本にも髪がまとめて結われていた。初回はスタンドギリギリ手前の飛球にヒヤリとする場面もあったが無失点に抑えた。

 2回に4番・野村の5号ソロで先制点をプレゼントされたポンセは3回まで無安打ピッチングと快投。フィールディングの良さも見せ、時折横殴りの霧雨が降るマリンのマウンドで躍動した。

 しかし4回。先頭の中村奨に初安打を許すとそこから3連打を浴び無死満塁のピンチに。そこから佐藤都、菅野を連続三振に斬り、山口は遊ゴロに仕留め雄叫びを上げながらガッツポース。5、6回も無失点に抑え来日初勝利へ向けて快投を続けた。

 しかし7回。先頭の佐藤都に甘く入ってしまった高めのつり球を捉えられ同点をソロを右翼ラッキゾーンに叩き込まれてしまった。あと少しのところで痛い一発を浴びたポンセは結局7回91球7奪三振1失点で勝ち負けは付かず、4度目の先発でも来日初勝利をつかむことはできなかった。

 ▼野村(2回に先制5号ソロ) カーブです。風が強いので、ホームランを捨ててコンパクトに打ちにいったらホームランになりました。

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