清原和博氏 朗希詰め寄りの球審騒動で持論「あまり審判を責めないでください。人間ですから」

[ 2022年4月29日 16:41 ]

清原和博氏
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 西武、巨人、オリックスで活躍した清原和博氏(54)が29日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。24日のオリックス―ロッテ戦で、ロッテ・佐々木朗希投手(20)に対し白井一行球審(44)が詰め寄った騒動について自身の見解を語った。

 ネット上で大きな話題となり、プロ野球OBも続々とコメントしている審判騒動。清原氏は「審判も感情を出してもいい」というスタンスで、「今回あまり審判を責めないでください。人間ですから」と白井審判員への同情も口にした。

 問題となった、ボール判定に佐々木朗が苦笑いを浮かべて白井審判員がマウンド付近へ詰め寄った場面については「多分あの1球のだけの問題じゃなかったと思う。多分何球かあったはずなんですよ。それで佐々木投手が不服な顔をしたと思う」と推測し、白井審判員の行動についても「1球だけじゃ審判は絶対にああいうことしないですから。それで堪忍袋の緒が切れて…」と自らの経験を基に想像。自身は現役の間に「審判に文句を言って退場になったことはない」と振り返り、「審判も人間なんで。相性の良い審判もいれば悪い審判もいる」と話した。

 そしてリクエストによるビデオ判定導入によって審判が「大変になっている」といい、「審判としての威厳がなくなってきてる」と同情も口に。「やっぱり審判の方も人間なんで」と繰り返し、「今、佐々木選手に風が吹いているんで…白井さんが気の毒です。あの人もベテランでしょ。その後のコメントもあれが精一杯だったんじゃないですか」と苦笑いしつつ推察した。

 そのうえで、今回のような選手と審判の攻防は両者とも「必死にやってる」から起こったことだとし、「戦ってる証拠ですよ。どんどんそういうのやってほしい。熱くなってほしい」と持論を語った清原氏。「王さんが言われたように『野球はケンカだ』と。そこで起こり得ることはそれも野球なんで」と話していた。

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2022年4月29日のニュース