エンゼルス・大谷にMVP翌年の鬼門 ピート・ローズも苦しんだ壁を米元ベテラン記者が指摘

[ 2022年4月29日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス9―5ガーディアンズ ( 2022年4月27日    アナハイム )

<エンゼルス・ガーディアンズ>6回、適時二塁打を放つ大谷(撮影・光山 貴大)
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 米紙デトロイト・フリープレスや、同ロサンゼルス・デーリーニューズなどで野球記者歴40年以上を誇るジョン・ロー氏(62)が、メジャー歴代最多4256安打のローズを例に挙げエンゼルス・大谷翔平投手(27)の現状を解説した。

 「MVPを受賞した翌年だから警戒されている。成績が下がるのは当然。ピート・ローズも同じようにMVP翌年に打率3割を逃した」。ローズは65年から79年までの15年間で14度、打率3割以上だったが、74年だけ同.284。キャリアで唯一MVPを受賞した73年の翌年で、全球団から徹底マークされた。

 70年代から取材活動を続けた同氏は既に引退しているが、大谷の登板日は必ずエンゼルスタジアムを訪れる。「今、大谷がやっている二刀流は過去に例がない。まだその凄さを分かっていない人が多い。プレーするたびに歴史に名を刻んでいる」と改めて絶賛した。

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