1イニングにバント×3！山本だ糸原だ秋山だ！矢野阪神4回スモールベースボールさく裂

セ・リーグ   阪神3-2中日 （ 2022年4月28日    甲子園 ）

＜神・中＞4回無死一、三塁、同点となるスクイズ（記録は内野安打）を決める山本（撮影・成瀬　徹）
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　矢野阪神の持ち味である小技と足を絡めた攻撃が、ついに機能し始めた。4回に中軸の3連打で1点を返し、なおも無死一、三塁。2戦連続で先発起用された山本が初球をセーフティースクイズだ。打球を処理した大野雄が一塁に投げられない絶妙のバントは、投前への同点適時打となった。

　「決まってホッとした気持ちと、勝ちにつながったので。素直にうれしい」

　これで無死一、二塁となり、続く糸原も初球を投前犠打。坂本の遊ゴロ野選で勝ち越した後には、秋山も2球で投前に犠打を決めた。スモールベースボールで攻略。1イニングに3度もバントのサインを出した矢野監督は「いい流れでみんなが決めてくれている。積極性というかそういうのも出てきている」と手応え十分だった。