巨人首脳陣“満点デビュー”菊地を絶賛 原監督「メンタル的にもいい」 桑田コーチ「非常に楽しみ」

[ 2022年4月29日 22:14 ]

セ・リーグ   巨人2―3阪神 ( 2022年4月29日    東京D )

<巨・神> 4回、阪神打線を三者凡退に仕留め、桑田コーチ(右)とグータッチをする菊地 (撮影・平嶋理子)
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 巨人の育成ドラフト6位右腕・菊地大稀投手(22)が阪神戦(東京D)で2回1安打無失点と好投。プロデビュー戦を飾った。

 桐蔭横浜大から2021年育成ドラフト6位で巨人入り。この日の試合前に支配下選手登録されると同時に出場選手登録され、一気に1軍デビューとなった。エース菅野がまさかの3回2失点で降板。2番手として4回からマウンドに上がった。支配下登録で背番号は「96」となったが、ユニホームが間に合わず「019」のまま。それでもMAX154キロをマークするなど、堂々の投球だった。

 試合後、原辰徳監督(63)は「ねえ。見事な、堂々たるピッチングでね。順調に育っていってくれるといいなと思いますね」とし、直球もスライダーもキレていたとの指摘には「ねえ。と思います。本人もかなり急な中できょうマウンドに上がったと思いますけれども、非常にメンタル的にもいいものを持っているなというふうに思いました」と喜んだ。

 また、桑田真澄投手チーフコーチ(54)も「初登板で緊張するかな、ストライクどうかなと心配していたが、非常にいいボール。ナイスピッチングです。ストレートの球威もあるし、変化球もストライク取れていた。非常に楽しみ。負けたけど、おかげで得点できたと思っています」と絶賛。今後も中継ぎ起用かとの質問には「まだまだ勉強しなければいけないことはたくさんある」としながらも「近い将来は勝ちパターンで投げられるピッチャーになれるように期待しています」と期待を大きくふくらませていた。

 ▼菊地 ブルペンで“行くぞ”と言われた時に緊張感が増しました。マウンドに上がれば自分の投球をするだけだったので、気持ちだけは負けないように攻めの投球をすることだけを考えて思い切って投げ込みました。

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