清原和博氏が語る佐々木朗希攻略法 完全投球は「マリンの風が…ハードルを上げすぎるとかわいそう」

[ 2022年4月29日 18:15 ]

清原和博氏
Photo By 提供写真

 西武、巨人、オリックスで活躍した清原和博氏(54)が29日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。「令和の怪物」ロッテ・佐々木朗希投手(20)の攻略法について語った。

 清原氏は今季の佐々木朗について「凄い。素晴らしい」と認めつつも「ZOZOマリンスタジアムの風があるんですね」と今月10日のオリックス戦、17日の日本ハム戦の“完全投球”はいずれもZOZOマリンが舞台だったことに言及。自身の現役時代、ロッテのエースだった小宮山悟氏(現早大監督)と対戦した際にマリンでは「カーブの曲がりが全然違う」と感じたと振り返り、「変化球は空気抵抗を受けて曲がっていくので千葉の風は変化球がより曲がる。ストレートはよりホップする」と説明した。

 また、当時オリックスの野田浩司氏が95年4月21日のロッテ戦で19三振を奪った舞台もマリンだったことを挙げ、「野田投手の決め球ってフォークなんですよ。ということは空気抵抗で落ちるんで、やっぱり球場っていうのは凄い大きかったんじゃないかな」と清原氏。そして「だからそういう意味では、完全試合2試合しそうになった佐々木朗希投手のハードルを上げすぎると、かわいそうだなと」と気遣いも見せた。

 京セラドーム大阪で行われた24日のオリックス戦では、佐々木朗は初回の先頭打者に安打を許すなど6安打を打たれた。清原氏は「5回では空振りを取れたのが3つぐらいしかなかった。ほとんどバットに当てられている」と指摘し、「ドーム球場でやるときは打てる可能性が出てくるんじゃないか」と見解。攻略法について「普段よりバットを短く持ってミート率を上げるっていう。多分165(キロ)超えるまではバッターは絶対対応できると思う」と話し、「短く持ってもしっかりバットを振り切れれば飛距離は変わらないので。短く持つことによってフォークボールの時にハーフスイングで止まりやすくなる。ベルト付近のストレートをミスショットしないように」と具体的に語っていた。

続きを表示

2022年4月29日のニュース