日体大・矢沢宏太が大学侍候補合宿で魅せた二刀流 スカウト「俺もやってみたかった」「初めてのケース」

[ 2021年12月5日 15:20 ]

2回を完全投球で3三振を奪った日体大・矢沢(撮影・柳内 遼平)
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 大学日本代表候補選手強化合宿は5日、愛媛県の松山坊っちゃんスタジアムで最終日が行われた。午前から実施された紅白戦で、先発した日体大の二刀流左腕・矢沢宏太投手(3年)は、最速147キロを計測した直球とスライダーを軸に2回を完全投球で、3三振を奪う快投を見せた。

 首都リーグの強豪・日体大で「4番・投手」として出場を続ける大学球界の「リアル二刀流」を視察したスカウト陣が現状の評価を明かした。

 池田高時代は主に「4番・投手」として甲子園で通算3本塁打を放った巨人・水野雄仁スカウト部長は「真っすぐ、変化球ともに切れがあった」と投球を絶賛した。投手か野手、または二刀流として評価するのかについては「大学レベルでは二刀流ができている。みなさんの夢を見守っていきたいです」と明言を避けた。プロでは投手に専念しながらも通算3本塁打を放った水野部長。エンゼルス・大谷の活躍によって、新たな二刀流選手の可能性が広がり「俺もやってみたかった。大谷君がすべてを変えた」と実感を語った。その上で、「桑田さんや斎藤さん。巨人には打撃の良い投手がいました。セ・リーグならば打撃を生かすことができる」と投手で打撃を生かす考えも示した。

 ヤクルト・橿渕聡スカウトグループデスクは「身体能力が高く、目立っていました。リーグ戦から期間が離れた中で十分な投球です」と投球に合格点を与えた。二刀流選手のスカウティングについては「初めてのケース。どういうふうに見ていくか、時間をかけて決めていきたいと思います」と慎重な姿勢を示した。

 首都リーグでは投手、外野手として1度ずつベストナインを獲得している矢沢は「投手としても野手としても1位のレベルを目指していきたい」と高く目標を掲げる。来年のドラフトの目玉となる「ネクスト大谷」から目が離せない。(柳内 遼平)

 ◇矢沢 宏太(やざわ・こうた)2000年(平12)8月2日生まれ、東京都町田市出身の21歳。藤嶺藤沢(神奈川)では1年秋から背番号1で通算32本塁打。甲子園出場なし。日体大では1年春から外野手で出場し、1年秋から投手として登板。憧れの選手は楽天・辰己と中日・大野雄。1メートル73、70キロ。左投げ左打ち。 

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