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ソフトB・リチャード 王会長との約束「40発」&「減量」の2大目標で定位置獲り 昇給分で栄養士と契約

[ 2021年12月5日 05:30 ]

660万円から1160万円でサインし来季の目標の40本塁打を誓うリチャード(撮影・中村 達也)
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 目標は体重キープと40発!ソフトバンクの4選手が4日、ペイペイドームで契約更改交渉に臨み、4年目のリチャード内野手(22)は500万円増の年俸1160万円でサインした。今季1軍デビューを果たし、7本塁打をマークした長距離砲。このオフは節制して体重を管理し、王貞治球団会長兼特別チームアドバイザー(81)と約束した40本塁打を達成すると誓った。

 1時間を超える交渉後、リチャードはほっとした表情で会見に臨んだ。粘って提示額からの上積みに勝ち取ったようで「自分の思っていることを伝えると、その金額にしてもらえました。(三笠杉彦)GMは優しいです」と話した。11月末に退寮して1人暮らしを始めたばかりで、交渉では「栄養士を雇いたい」と自己投資をアピールしたという。二つの約束を果たすために譲れなかった。

 一つ目は藤本監督と交わした「減量」の約束だ。体重118キロを超えたら来年2月の春季キャンプでB組スタートになると言い渡されている。公称119キロの巨漢は秋季キャンプ後に3日間の断食に挑戦。だが、2日目の夜に知人から焼き肉に誘われ「悪魔のささやきに負けた」と禁を破った。「胃が小さくなっていたので今までの3分の1しか食べられなくなっていた」と弁解したが、自己管理の甘さは否定できないところ。“昇給”分を栄養士の費用に充てる考えで「一石二鳥という感じ」と目標クリアに自信を見せた。

 もう一つは王貞治球団会長との「40発」の契りだ。リチャードはこれまで「数字を決めると、その前で失速してしまう」とあえて本塁打の目標を設定しなかった。しかし、宮崎での秋季キャンプ中に王会長から「強い気持ちを持てばいけるんだ!俺とおまえで40本にするぞ!」と半ば強制的に決められ、「勇気が出ました」と奮い立った。

 4年目の今季1軍デビューを果たし、34試合に出場し、打率・181ながら7本塁打をマークした。19安打ののうち長打が11本で長打率・419。チーム屈指のパワーをさらに発揮するため、来年1月の自主トレでは前年同様に西武・山川らと振り込む予定だ。

 全ては高い目標をクリアするため。「危機感、自覚を持ったオフになりそうです」。限りない可能性を秘めた大砲は決意を新たにしていた。(福井 亮太)

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