斎藤佑樹「幸せな気持ちでいっぱい」 故障は「肩も肘も股関節も腰も全部」 野球界への恩返し誓う

[ 2021年10月1日 16:24 ]

千葉・鎌ケ谷の2軍施設で取材対応した日本ハム・斎藤
Photo By 代表撮影

 日本ハムは1日、斎藤佑樹投手(33)が今季限りで引退すると発表した。斎藤は鎌ケ谷球場の室内練習場で取材に応じた。

 ──今の気持ち
「いろいろな思いはあるんですけども、一番はファイターズというチームで11年間、最高の仲間とプレーでき、とても幸せな気持ちでいっぱいです。

──決断はいつ
「僕の中ではずっと思ってはいたんですけど、最終的には今日お伝えしました」

──栗山監督から
「僕の心にとどめておきたいんですけど、お疲れさまと言われました」

──相談したのは
「本当にいろいろな人に相談しました。頼る人はファイターズにたくさんいたので。最終的な決断は自分でしました」

──引退最大の理由は。
「一番は体の怪我ですかね。今に始まったことではないが、去年肘の怪我をしたときに、今年一年で結果が出なかったら…という思いでやってきたので、それが一番かなと思います」

──体がついてこなかった。
「今に始まったことではないんですけど」

──今後は。
「ここまで自分の体と向き合いながら結果を残すということ意識してやってきた。今すぐ何かということは考えていない。やっぱりファイターズだったり自分が今まで育った環境に恩返しがしたいです。これからいろいろと相談しながら考えたいなと思います」

──野球とは。
「小学校1年生から野球を始めて今に至るまで、野球のおかげでつながった人がたくさんいる。そのおかげでこうやって今、幸せな気持ちでここに立っていられる。そういう関係をつくりあげてきた大事なスポーツです」

──怪我が原因か。
「細かいことを挙げればきりがない。どこがということじゃない。肩も肘も股関節も腰も全部ですね。今どこか一個治るからと言われても(現役続行は)難しいと思います」

──葛藤は。
「葛藤はもちろんありました。ただやっぱり、決めたからにはファイターズを応援することしか今はない」

──今の気持ち。
「今は実感はわいてないというか、自分で決めたことなので何とも言えないんですけど、前だけを見て進んでいこうと思います」

──気持ちは楽になった
「まだほっとはしていないですね」

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