ロッテの「Vロード」は多彩 「ボビーマジック」に「下克上」 今季は「完全V」なるか

[ 2021年9月18日 13:28 ]

ファンにあいさつするロッテナイン(撮影・中村 達也)
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 パ・リーグの優勝争いはロッテが頭一つ抜け出した。18日はロッテが日本ハムに勝ち、2位のオリックスが西武に敗れれば優勝へのマジックナンバー「25」が点灯する。1リーグ制では1970年以来、実に51年ぶりの点灯。ロッテファンや詳しい野球ファンでなければ「ロッテって、ずっと優勝していないの?」と勘違いされそうなので、70年以降のロッテの多彩な「Vロード」に触れておく。

 70年のリーグ優勝から4年後の74年。当時のパ・リーグは前後期制だった。就任2年目の金田正一監督の下、後期優勝。前後期合わせた勝率はリーグ1位だった。プレーオフでは前期優勝の阪急(現オリックス)、日本シリーズでは中日を下し、日本一に輝いた。同年は井口監督が生まれた年。勝率1位でのリーグ制覇となると74年以降はないため、現指揮官は「金田さんが優勝してから、我々はパ・リーグで勝っていない」と、1年目の18年からリーグ制覇することを目指してきた。

 74年から31年後の05年。当時のパ・リーグはプレーオフに勝ってリーグ優勝となっていた。ボビー・バレンタイン監督が率いるロッテは、レギュラーシーズンは2位で終了。それでもプレーオフで西武、ソフトバンクを破り、31年ぶりにリーグ優勝した。捕手では里崎と橋本の併用など、バレンタイン監督は競争意識と休養を与えながらシーズンで125通りの日替わりオーダーを組み、「ボビーマジック」と呼ばれた。日本シリーズでは阪神に4連勝と圧倒した。

 そのバレンタイン監督が09年限りで退団し、翌10年に生え抜きの西村徳文監督が就任した。シーズンでは3位に入り、07年からセ・パで導入されたクライマックスシリーズ(CS)に進出。史上初めて3位からCSを勝ち上がり、日本シリーズに進出した。そして中日を下して4度目の日本一に輝き、「下克上」というフレーズが話題となった。

 今季、ロッテがリーグ優勝すれば、1シーズン制で1位での優勝は70年以来「51年ぶり」となる。1シーズン制にこだわらず、勝率1位での優勝となると、74年以来「47年ぶり」。リーグ優勝だけで見れば05年以来「16年ぶり」となり、日本一となると、10年以来「11年ぶり」となる。「ボビーマジック」も「下克上」も印象深いが、久しぶりに1シーズンを制しての優勝を果たせるか。(記者コラム・飯塚 荒太)

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