阪神・陽川1軍合流 “大野雄キラー”18日中日戦スタメンへ 矢野監督「思いぶつけて」

[ 2021年9月18日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神ー中日(台風接近のため中止) ( 2021年9月17日    甲子園 )

Vサインを見せる?陽川(撮影・北條 貴史)
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 2軍調整中だった阪神・陽川尚将内野手(30)が17日、1軍に合流した。抹消から2カ月あまり。18日に予告先発された中日・大野雄対策として、矢野燿大監督(52)が昇格即のスタメン起用を示唆した。

 「ちょっと時間がかかり過ぎたよね。もっと早く帰ってくるかな、もっと早くファームで状態上げてほしいなというのを見ていたから。逆に長かった部分の思いというのをぶつけてほしいなと思う。カンフル剤というか、“ナオマサ・ヨウカワ”元気だよというのを(見せてほしい)ね」

 今季も2試合で対戦して、16イニングで放った安打はわずかに7本。攻略の糸口を探るのは容易ではない。打線全体が苦しむ中、陽川の通算打率は・292(24打数7安打1本塁打)。19年7月15日には、ナゴヤドームの右翼席へ飛び込むソロ本塁打をかっ飛ばした。

 陽川自身も、沈黙を破りたい。今季はここまで打率・200、2本塁打、6打点。後半戦は2軍暮らしが続いたが、ウエスタン・リーグの直近5試合では18打数6安打の打率・333と状態を上げてきた。矢野監督も期待を隠すことはない。

 「思いきったスイングなり、プレーなりしてくれたら、チームにいい“風”が吹いてくるんじゃないかと思っている」

 チームは降雨中止およびノーゲーム翌日の試合で今季5戦全勝。デーゲームも21勝8敗1分けと強さが際立つ。目の前には昨年の沢村賞左腕が立ちはだかるが、思い切ってぶつかればいい。恒例の“ゴリラパンチ”さく裂で、この難局を乗り越える。(長谷川 凡記)

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